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AMD Zen 4 EPYCとIntel Sapphire Rapidsのベンチマーク登場。Intel、AMDに歯が立たず。

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AMD EPYC Genoa世代とIntel Sapphire Rapidsを比較したベンチマークが登場。性能面、電力効率面でIntelはAMDに大きく劣る事が明白に・・・

AMDでは2022年末頃からサーバー・データセンター向け製品としてZen 4アーキテクチャーを最大96コア搭載したEPYC Genoaを本格投入しており、2023年からは3D V-Cacheを搭載したGenoa-X、そして2023年末までに最大128コアを搭載するEPYC Bergamoを投入を予定しており、既に30%に迫るサーバー・データセンター向け製品のシェアをさらに大きく伸ばす事を目論んでいます。

一方、Intelでは 2023年に本来であれば2021年頃に投入するはずだったSapphire Rapids世代のXeonの投入を開始、最大60コアとAMDのEPYC Genoaには劣るものの、アクセラレーターやHBMの搭載などにより対抗する事を目論んでいると見られています。

今回、このAMDのEPYC GenoaとGenoa-Xそして、IntelのSapphire Rpaidsの性能を比較したベンチマーク結果が登場したのですが、AMDの強さとそれに追いつけないIntelの姿が浮き彫りとなる結果が出ています。

今回のテストではサーバー・データセンター向け製品のベンチマークなどを扱うphoronixが実施しており、比較するCPUとしては以下の通りになっています。

AMD EPYC 9684X Genoa-X Provides Incredible HPC Performance Review – Phoronix

  • AMD EPYC 7773X 2P Milan-X
  • AMD EPYC 9554 2P Genoa
  • AMD EPYC 9654 2P Genoa
  • AMD EPYC 9754 2P Bergamo
  • AMD EPYC 9684X 2P Genoa-X
  • Intel Xeon Max 9480 2P Sapphire Rapids HBM2e (DDR5 + HBM2e Caching Mode)
  • Intel Xeon Max 9480 2P Sapphire Rapids HBM2e (HBM2e Only Mode / No DDR5)
  • Intel Xeon Platinum 8490H 2P Sapphire Rapids

すべての構成がCPUを2つ搭載した状態になっており、Intel Sapphire Rapidsでは内蔵されているHBM2eをキャッシュとして利用するモードと、HBM2eをメインメモリーとして使うモード2つの比較も含まれています。

様々なベンチマークの結果を平均した結果では、性能面ではTDPを400Wに設定した3D V-Cacheを搭載したEPYC Genoa-XのEPYC 9684X 2Pが356.51ptを記録しており断トツの1位を獲得、また消費電力を初期値にした設定でもEPYC 9684X 2Pが2位、続いてTDPを400Wに設定したEPYC 9654が3位などEPYC Genoa系が上位を独占しています。IntelのSapphire Rapidsについては60コアを搭載するXeon Platinum 8490HはEPYC Genoaに対して大きく劣る性能となっており、64コアのEPYC 9554に対しては30%劣る性能となっています。性能面ではAMDのZen 3Dを搭載するEPYC 7773Xに近しい性能となっており、当初の予定通り2021年投入であれば高い競争力がありそうな製品でしたが、2023年時点では競争力はほとんどない性能になっています。

消費電力面においては高い性能を記録していたEPYC 9684Xについては平均消費電力が585Wと非常に高くなっており、3位だったEPYC 9654も523Wと高い消費電力を記録しています。ただ、この結果で最も注目すべきはIntelのSapphire Rapidsで、Intel製CPUの中で最も高い性能を記録していたXeon Platinum 8490Hについては平均568Wで同等性能だったEPYC 7773Xの385Wを48%も上回る結果になっています。また、HBMを搭載するXeon Platinum 9480の内、HBMのみ利用するモードにすると平均598WとEPYC 9684Xをも上回る消費電力になってしまう結果になっています。

Intelについてはサーバー・データセンター向け製品についてはAMD製CPUの性能や電力効率そしてラインアップの多さを背景にシェアを大きく失っており、過去には80%超えだった収益シェアが2023年には73%台にまで低下し、決算においてはこの絶不調が大きく響く結果になっています。IntelのSapphire Rapidsについては性能面では計画通り2021年に投入されていればHBM2eを内蔵している点や豊富なアクセラレーター、そしてAMDの最新鋭CPUと同等の性能など競争力がありましたが、度重なる遅延で競争力は削がれていき、今回のベンチマークのような有様になっています。

Intelは2024年頃にGranite Rapidsなど次世代のサーバー・データセンター向け製品を投入し、Zen 5 EPYCに迫る性能を目指すと見られていますがもしこのGranite RapidsがSapphire Rapidsのように遅れるような事になれば2024年頃の決算もかなり悲惨な状態となってしまいそうと言えます。

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この記事をかいた人

自作PCやゲーム、ガジェット好き。
帰国子女だった事を活かして海外のPCやゲーム、ガジェットのトレンドや情報をいち早く正確にお届けします。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • Genoa-Xが速いのはそれはそれで嬉しいが、7773Xが既に過去のものとなっている現状が恐ろしい、素人がお遊びで部品集めて組めるようなモノではないな(Milan-Xまではコストぎりぎりで組めるし、Ryzen機と比較してメリットがなくはない、なんと言ってもコア数、PCIeのレーン数、メモコンの数が違う)
    Zen5世代はどうなってしまうのか、その前にMI300があったな

  • 時代は3D V-Cacheやなー
    AMDはヒートスプレッダの形と3D V-Cache配置直してくれたら完璧なんだがな

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