Windows 11ではタスクバーの位置変更が廃止され、リリースから約5年にわたりユーザーから不満の声が上がり続けています。こうした中、Microsoftがタスクバーの移動機能を復活させる方向で開発を進めていることが明らかになりました。
Windows 11で根強い不満点だった「タスクバー位置固定」が遂に改善へ
Windowsでは1990年代からタスクバーを画面の上部や左右に移動できる機能が搭載されており、長年にわたり多くのユーザーに活用されてきました。しかし、2021年にリリースされたWindows 11ではタスクバーとスタートメニューがゼロから再設計され、その過程でタスクバーの位置変更を含む多くの機能が削除されています。
こうした機能削減に対してユーザーからは強い批判が寄せられてきましたが、Microsoftは一時期「タスクバーの位置変更は重要ではない」との見解を示し、さらに反発を招いていました。そんなMicrosoftですが、Windows 11で挙げられている不満点改善に集中的に取り組む方針を表明しており、その一環としてこのタスクバーの位置固定の改善に向けて動き出したようです。
タスクバーの移動に加えサイズ変更にも対応か。夏頃に正式投入へ
Windows Centralの情報筋によると、Windows 11のタスクバーは画面の左側、右側、上部に配置できるようになる見込みです。Microsoftはタスクバーの向きを変えた際に、各種フライアウトやボタンが正しく動作するよう検証作業を進めているとのことです。
加えて、タスクバーのサイズ変更機能も開発中で、画面上でタスクバーが占める領域をユーザーが自由に調整できるようになるとされています。これらの機能は順調に進めば夏頃に発表される予定で、Windowsチーム内では「高優先度」の開発項目として追加のリソースが投入されている状況です。

なお、MicrosoftはWindows 11で見られている様々な不満点改善に注力する姿勢を明らかにしており、その1つとしてタスクバー改善も入っていますが、このほかにパフォーマンスの改善、安定性やバグの修正に加え、過剰なAI機能の見直しといった批判への対応も行われると見られています。ただ、これら変更については現時点では方針表明に留まっており、具体的な案についてはまだ明らかにされていません。そのため、今後タスクバーの改善に加え、どのような改善が加えられるのか注目が集まります。
MicrosoftがWindows 11でタスクバーを下部に固定した背景は不明ですが、おそらくタスクバーを再設計する過程で、フライアウトやプレビューなど様々な機能を付けた結果、自由にレイアウトさせるためにはかなり大掛かりな追加作業が必要になるため今まで避けていたと考えられます。
ただ、Windows 10からWindows 11に乗り換えたユーザーから長年不満点として挙げられていた点が改善されれば、Microsoftは多少は改心したと考えることができます。一方で、この機能がどれだけユーザーの理想通りになるのか期待がかかると同時に、変なAI機能などをどさくさに紛れて追加しないかなど、実装されてユーザーが触って確認できるまで油断はできません。



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