スマートリングは運動量や睡眠の質など健康状態の把握から決済なども行えるスマートデバイスの1つとして販売されていますが、このスマートリングのバッテリーが膨張し、最終的には緊急搬送されてしまったという事件が発生したようです。
サムスン Galaxy Ringのバッテリーば膨張。指から取り外せず緊急搬送される
問題が起きたスマートリングはサムスン製のGalaxy Ringで、160万人のチャンネル登録者数を持つYouTubeチャンネルZONEofTECHのホスト、Daniel氏が被害を報告しています。
Update:
— Daniel (@ZONEofTECH) September 29, 2025
- I was denied boarding due to this (been travelling for ~47h straight so this is really nice 🙃). Need to pay for a hotel for the night now and get back home tomorrow👌
- was sent to the hospital, as an emergency
- ring got removed
You can see the battery all… https://t.co/SRPfYI92Zg pic.twitter.com/ob8uUp5BeW
Daniel氏によると、飛行機に搭乗する直前に装着していたGalaxy Ringのバッテリー部分が急に膨張し始めたとのことで、その結果、指が圧迫され取り外せなくなったほか痛みもあったとのことです。実際に写真を見ると、Galaxy Ringが指を圧迫している様子が映し出されています。
飛行機へは搭乗拒否。そのまま緊急搬送し取り外しへ
Daniel氏はこの膨張したGalaxy Ringによって搭乗拒否されてしまい、翌日のフライトまでのホテル代などは自己負担させられたとのことです。また、搭乗拒否後は危険ということで緊急搬送され、病院でGalaxy Ringの取り外しが行われたことも明らかにしています。
なお、病院での取り外しは最初に氷を使いバッテリーの膨張を抑えつつ、何かしらの潤滑剤を用いて取り外してもらえたとのことです。



取り外されたGalaxy Ringの様子も撮影されており、内側のハウジング部分がバッテリーの膨張により浮き上がっている様子が確認されています。
XでサムスンUKが反応。今後の対応に注目
今回のGalaxy Ringの問題についてはバッテリーが膨張したということしかわかっていませんが、少なくとも発熱や発火など怪我につながる事態は発生せずに取り外せたのが幸いです。ただし、日常的に身に付ける指輪という特性上、バッテリー膨張への対策は非常に難しく、安全性の観点から大きな懸念がある事象と言えます。
そのため、サムスンはDaniel氏のツイートに対して対して状況を調査し、社内で問題を共有することを明らかにしていますが、同様の事例が他にないのか、また今後このような事象を防げるのかなど、安全面にも関わることからサムスンの発表には注目が集まります。
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