AMDのRyzen 7 9800X3Dの販売価格が急落しています。2026年初めには正規代理店品で8.5万円台だった同CPUが、3月下旬には6.5万円台にまで値下がりし、並行輸入品は6万円を切る過去最安値を記録しています。
Ryzen 7 9800X3Dの価格が急落中
Ryzen 7 9800X3Dは2024年11月に86,800円で発売されたゲーミング向けCPUです。一時は7万円台に値下がりしたものの、2026年に入ってからは再び8.5万円前後に上昇し、発売時とほとんど変わらない高値圏で推移していました。
しかし、2月下旬ごろから価格が下落に転じ、3月24日時点では正規代理店品の最安値が6.5万円台と、直近のピークから約2万円の値下がりとなっています。
Ryzen 7 9800X3Dが正規代理店で6.5万円。並行輸入品は6万円に
正規代理店品のRyzen 7 9800X3Dは、2026年に入ってからも8.5万円前後の高値が続いていました。しかし2月下旬ごろから値下がりが始まり、3月24日時点では最安値が6.5万円台にまで下落しています。ピーク時からの値下がり幅は約2万円で、発売当初の86,800円と比べても2万円以上安い水準です。

また、並行輸入品も2月中旬から急激に値下がりしており、3月24日時点では最安値が6万円を切るなど過去最安値を更新しています。
Intel Arrow Lake Refreshへの対抗や需要減少が原因?
値下がりの直接的な要因としては、Intelが2026年3月26日に発売するArrow Lake Refreshへの対抗が挙げられます。Core Ultra 5 250K/KF PlusおよびCore Ultra 7 270K/KF Plusはゲーミング性能ではRyzen 7 9800X3Dに及ばないものの、価格を大きく抑えた製品です。この発売に先手を打つ形で値下げに踏み切っていると見られています。
また、メモリ価格高騰を背景に自作PCやBTOの売れ行きが低迷していることも一因と考えられます。円安やCPU不足など値上がり要素がある中でも、代理店や量販店は在庫の適正化のために利益を削って値下げを進めているようです。
ただし、今回の値下がりはArrow Lake Refreshの発売時期に合わせた戦略的な価格調整と、在庫量の適正化という2つの要因が重なったものと見られます。Arrow Lake Refreshの発売後に話題が落ち着き、在庫が適正な水準に戻れば再び値上がりに転じる可能性が高く、恒久的な値下げではない点には注意が必要です。CPU不足やメモリ高騰といった値上がり要因も依然として残っているため、もし新たにPCを組むことを検討しているのであれば、この価格帯のうちに購入に踏み切った方がよいかもしれません。



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