AMDは2025年6月にZen 3世代のRyzen 5 5500X3Dをラテンアメリカ限定で販売していましたが、メモリ価格高騰を受けてか同CPUの販売地域が拡大され、中国市場でも発売されたようです。
ソケットAM4向け最安の3D V-Cache CPU「Ryzen 5 5500X3D」の販売地域が拡大
Ryzen 5 5500X3DはZen 3アーキテクチャの6コアCPUに3D V-Cacheを搭載した製品で、最新鋭のRyzen 7 9850X3Dには大きく劣るものの、DDR4対応のソケットAM4向けCPUとしては比較的高いゲーミング性能を発揮できるCPUになっています。また、モデル名の通りRyzen 5の下位モデルとしてラインアップされているため、販売価格も安価に設定されています。
ただ、このRyzen 5 5500X3Dは販売地域がラテンアメリカのみに限定されており、日本を含む多くの地域では入手できない状態が続いていました。しかし、AMDは昨今のメモリ価格高騰によりDDR4を流用できるソケットAM4需要の高まりを受けて、Ryzen 5 5500X3Dの販売地域を拡大させたことが明らかになりました。
Ryzen 5 5500X3Dが中国で発売開始。価格は約2.7万円
R5 5500X3D available in China pic.twitter.com/eVphHUEOT7
— 孤城Hardware (@realVictor_M) February 28, 2026
中国のオンラインショップなどではRyzen 5 5500X3Dの販売が開始されていることが明らかになっており、販売価格は中国人民元で1,199元、日本円では約2.7万円で販売されています。また、これらはAMDが各オンラインストアに出店している公式ストアで販売が行われており、並行輸入など限定的な発売ではなく、中国向けラインアップに追加された状態での発売になっています。
日本での発売は不明。一方でAMDはAM4ラインアップ拡大を模索中
Ryzen 5 5500X3Dは現在はラテンアメリカと中国の2地域での発売に留まっていますが、メモリ価格高騰に伴いソケットAM4などDDR4が使える製品の需要が急騰しているため、近いうちに日本含む他地域での発売も期待される状況になっています。

特に、ソケットAM4対応のRyzen 5000シリーズを巡ってはAMD役員がCES 2026でのインタビューで上述の通りソケットAM4対応CPUの需要が伸びていることを認めており、それに伴いソケットAM4対応CPUの再投入を検討していることを明らかにしています。その中でRyzen 5 5500X3Dはコンシューマー向けとして最適なモデルと言えます。CPU単体の価格も安価であるため、発売されれば比較的人気が出るCPUになりそうで、今後の動向が注目されます。
Ryzen 5 5500X3DはRyzen 5 5600X3Dに対して動作クロックを下げた製品ですが、ゲーミング性能自体はRyzen 7000シリーズに匹敵するとも言われています。仮に日本でも発売されれば、ソケットAM4を使っているユーザーはもちろんのこと、現在Windows 11非対応のCPUを使っているユーザーにとっても手頃な価格でアップグレードできる選択肢となり、かなり人気が出そうなモデルと言えます。
また、ソケットAM4を巡ってはMSIが2026年2月27日にB550M-A PROなど新モデルを出しているため、Ryzen 5 5500X3Dまたはそれ以外のソケットAM4対応CPUの新モデルが日本でも計画されている可能性もあると言え、DDR4を流用したいユーザーにとっては動向に注目が集まります。



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