ソニーは2027年を目標に次世代ゲーム機となるPlayStation 6(PS6)の開発を進めていると言われていますが、今回このPS6の据え置き型および携帯機版それぞれのメモリ容量に関するリーク情報が登場しました。
PlayStation 6 (PS6)各モデルのメモリ容量が判明。PS5より大幅な大容量化
ソニーは現行のPlayStation 5(PS5)の後継モデルとなるPlayStation 6(PS6)を開発中で、これまでのリークによると据え置き型に加えて新たに携帯機版も登場するとされています。今回、この2形態それぞれに搭載されるメモリ容量に関するリーク情報が明らかになりました。
据え置き型は32GbpsのGDDR7を30GB搭載
据え置き型のPS6については、リーカーのKepler_L2氏が2025年12月の時点でGDDR7を合計30GB搭載することを明らかにしていましたが、今回さらに具体的なスペックが公開されています。

同氏によると、PS6に搭載されるGDDR7は3GBモジュールで、30GBの容量を実現するために基板の両面に合計10枚を搭載するクラムシェル型の構成が採用されるとのことです。また、GDDR7の動作速度は帯域幅を確保するために32Gbpsとされており、160-bitのバス幅との組み合わせで帯域幅は640GB/sに達するとされています。
| PlayStation 6 | PlayStation 5 Pro | PlayStation 5 | |
|---|---|---|---|
| メモリ速度 | GDDR7 32Gbps | GDDR6 18Gbps | GDDR6 14Gbps |
| バス幅 | 160-bit | 256-bit | 256-bit |
| 帯域幅 | 640 GB/s | 576 GB/s | 448 GB/s |
PS6の640GB/sという帯域幅は、現行の通常版PS5に対して約43%増と大幅に向上している一方、PS5 Proとの比較では約11%増にとどまっており、バス幅の縮小もあって帯域幅の伸びは限定的です。ただし、PS6ではRDNA 5アーキテクチャの採用によりメモリ圧縮性能が向上するほか、AIやレイトレーシング専用ブロックの強化によってGPUとメモリ間のデータ転送量が削減されるため、大幅な帯域幅増がなくともグラフィックス性能の向上が見込まれています。
携帯機版PS6では24GBのLPDDR5xを採用へ。モジュールは6枚搭載?
携帯版PS6では、消費電力の観点から据え置き型で採用されるGDDR7ではなく、LPDDR5xを192-bitのバス幅で搭載することが過去のリークで明らかにされています。ただし、具体的なメモリ容量についてはこれまで判明していませんでした。

今回、Kepler_L2氏が新たな情報を公開し、携帯版PS6には合計24GBのメモリが搭載されることを明らかにしています。現時点で各LPDDR5xモジュールの容量は明かされていませんが、24GBを実現する場合、携帯機という制約上基板サイズの縮小が求められるため、3枚の8GBモジュールを用いた構成などが考えられます。一方、調達性を優先する場合は4GBモジュール6枚構成という選択肢もありますが、どのLPDDR5xモジュールが採用されるかは現時点では不明です。
コストへの懸念もあるが、赤字販売も許容する可能性?
PS6は当初の計画では2027年に発売する予定ですが、メモリ価格の高騰により発売時期を1年程度延期することも検討され始めているといわれています。2027年発売であればメモリの調達を2026年から開始する必要があり、調達時期の判断も重要な要素となります。
PS6で30GB、携帯機版で24GBという大容量メモリを搭載する以上、メモリ価格が高騰する現状ではコストの大幅な上昇と、それに伴う販売価格の引き上げが懸念されます。容量の削減や価格の引き上げも選択肢の一つといえるでしょう。
しかし、Kepler_L2氏によると携帯機版の24GBは最低限必要なメモリ容量であり、これを下回ると6〜7年のライフサイクルを持つコンソールゲーム機としては不十分な容量になるとのことです。また、コスト高騰に関してもソニー側が1〜2年間ほどコストを負担し、コンソールの普及や性能面での将来性を重視する姿勢で販売に臨む可能性も指摘されています。そのため、メモリ価格の高騰分がそのままPS6の販売価格やスペックに転嫁されることはなく、PS5発売当初のようにゲーミングPCと比較してコストパフォーマンスに優れた価格設定が行われる可能性もあります。
PS6は当初計画で2027年発売が予定されていることから、スペックはすでに固定された段階にあるといえます。据え置き型が30GB、携帯機版が24GBというメモリ容量はもう変更されることはないでしょう。ただし、この容量は将来性を見越したもので、2027年時点ではやや過剰ともいえる水準です。そのため、メモリ価格が高騰する中で発売するとなると、コスト面ではかなり厳しい状況が予想されます。
一方で、現実的に購入できる価格帯で発売しなければハードは普及せず収益も見込めませんが、かといって赤字を許容して安価に販売した場合も、将来的なコストダウンが想定どおりに進まなければPS6世代全体の収益性が大きく損なわれるリスクを抱えることになります。いずれにしても、ソニーは価格設定を巡ってかなり難しい舵取りを求められることになりそうです。



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