Intel Panther Lakeは合計12モデル投入。Core Ultra Xも存在

ハードウェアモニタリングツールのHWMonitorが最新バージョン1.60をリリースし、Intelが2026年のCESで発表予定のPanther Lake向けにSKUのサポートを追加しました。今回の対応により、Core Ultra X 3X8H、Core Ultra 3X5H、Core Ultra 3X0Uの3つのシリーズが確認されています。

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Panther Lakeは合計12モデル投入へ

HWMonitor Version 1.60のリリースノートによると、Intelが概要発表のみにとどめていたPanther Lakeについて投入されるすべてのモデルを明らかにしています。

Panther Lakeには3つの異なるシリーズがラインアップ予定で、Panther Lake-Hの内、内蔵GPUを強化したCore Ultra Xに加え、通常のPanther Lake-H、低消費電力版となるPanther Lake-Uを用意し、それぞれのモデルに4つのモデルがラインアップされます。

Panther Lake-H
(Core Ultra X)
Panther Lake-H
(Core Ultra)
Panther Lake-U
(Core Ultra)
Core Ultra X9 388HCore Ultra 9 375HCore Ultra 7 360U
Core Ultra X7 368HCore Ultra 7 355HCore Ultra 5 350U
Core Ultra X7 358HCore Ultra 7 345HCore Ultra 5 340U
Core Ultra X5 338HCore Ultra 5 325HCore Ultra 3 320U

Core Ultra XシリーズはGPU性能を強化

Core Ultra Xシリーズは内蔵GPUの性能に重点を置いたハイエンドモデルとしてラインアップされています。X9、X7の上位3モデルはXe3 GPUコアを12基搭載し、X5 338HはXe3コアを10基搭載する構成です。

CPU側は最上位の構成でP-Coreを4コア、E-Coreを8コア、LPE-Coreを4コア搭載します。

IntelはXe3グラフィックスについて、現行のXe2と比較して50%以上の性能向上を実現するとしており、実際に最上位の12コアモデルではLunar Lakeに対して50%の性能向上を実現していることが判明しています。

通常版Hシリーズはバランス重視

通常版のCore Ultra Hシリーズは、Xシリーズと同じCPU構成を採用していますが、内蔵GPUはXe3コアを4基に抑えた構成となっています。これによりコストパフォーマンスのバランスを取った製品になると見られています。

Uシリーズは省電力設計に特化

Core Ultra Uシリーズは超低消費電力向けの設計となっており、従来のE-Coreを搭載せず、PコアとLP-Eコアのみで構成されています。この構成はLunar Lakeの後継モデルとしてラインアップ予定で、薄型ノートPCなどバッテリー駆動時間が重要視されるモデルで採用が期待されています。

各ラインアップの発表はCES 2026を予定

Panther LakeはIntel初となる18Aプロセス技術を採用したCPUシリーズとなります。CPUコアにはCougar Pコア、Darkmont EコアおよびLP-Eコアが採用され、内蔵GPUはTSMC N3EまたはIntel 3プロセスで製造される予定です。

今回HWMonitorが対応したことで、Panther Lakeの製品ラインアップがより明確になりましたが、Intel側からの正式発表は2026年1月開催のCES 2026で正式発表される予定です。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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