Intelは2026年後半にNova Lakeをデスクトップ向けから発売予定としていますが、どうやらこのデスクトップ向けにはXe3Pを12基搭載し内蔵GPUを大幅に強化した製品が投入されるほか、ノートPC向けにもAMDのStrix Haloに対抗する「Nova Lake-AX」が計画されており、その大まかな性能が明らかになりました。
ラインアップが大幅拡大されるNova Lakeシリーズ
Intelは2026年後半からデスクトップ向けにNova Lakeを投入予定で、現時点では8P+16EのCompute Tileを最大2基搭載する製品や、大容量キャッシュであるbig Last Level Cache (bLLC)が用意されていること、消費電力がPL2で450W程度に達することなど、さまざまな情報が出ています。これらに加え、新たにデスクトップ向けで内蔵GPUを強化した製品や、ノートPC向けでAMDのHaloシリーズに対抗するNova Lake-AXの投入予定とその大まかな性能に関するリーク情報が登場しました。
デスクトップ向けNova Lakeには内蔵GPUを強化した「Core Ultra X」相当の製品が投入予定

リーカーのMoore's Law is Dead氏によると、IntelはNova Lakeのデスクトップ向けについて通常版ではXe3Pアーキテクチャで構成される内蔵GPUが4基搭載されますが、これらに加え一部製品ではXe3Pを12基搭載する製品を計画しているとのことです。
この12基のXe3Pは2026年初頭に発表されたPanther Lakeに内蔵されているXe3の改良版アーキテクチャとなります。仮に投入されれば、デスクトップ向けではより高い電力制限や発熱が許容されるため、GeForce RTX 5050などエントリー向けグラフィックスカードに迫る性能を内蔵GPUだけで発揮できることが期待されます。
一方、ノートPC向けではさらに大規模な内蔵GPUを搭載するNova Lake-AXの計画も浮上しています。
ノートPC向けの高性能GPU搭載「Nova Lake-AX」は生きている? 性能はノートPC向けRTX 4080並に
IntelはAMDが投入したStrix Haloなど内蔵GPU性能を大幅に強化した製品に対抗するためNova Lake-AXと呼ばれる製品が過去に噂として登場していましたが、市場規模やコストを背景に投入の見通しは不透明な状況でした。しかし、Moore's Law is Dead氏によると、このNova Lake-AXは2027年を目処に投入される予定とのことです。Xe3Pを16基搭載する製品と32基搭載する製品が用意されるとされています。

このNova Lake-AXの細かな仕様などは明らかにされていませんが、Panther LakeのXe3 12基に対して1.3倍と2.6倍のコア数を持つため、アーキテクチャの性能向上などを踏まえると単純計算で、16基のNova Lake-AXはノートPC向けGeForce RTX 5050、32基版はノートPC向けRTX 4080に迫るような性能になると見られています。

ただ、このNova Lake-AXの内蔵GPUを含むGPUタイル側はTSMC 2nm (N2P)を用いて製造される見通しのため、GPUということでダイサイズも大きくなりやすいことからコストは非常に高くなると考えられます。そのため、コンシューマー向けというよりはStrix Haloのようにワークステーション向けとして投入されるほか、そもそもコストやTSMC 2nmの製造キャパシティ次第では投入が難しくなりそうな仕様になっています。
Nova Lakeでは特にデスクトップ向けではCPUのコア数や消費電力、性能などが注目されがちでしたが、エントリーGPU並の性能を持つXe3Pを12基搭載するCPUがデスクトップ向けに投入されるのはかなり魅力的と言えます。また、性能もすでにXe3を搭載するPanther Lakeで証明されており、その改良版となればBattlefield 6でさえも1080p程度であれば追加のグラフィックスカードなしで快適にプレイすることができそうです。
一方で、Nova Lake-AXについては投入される見通しのようですが、GPU側にTSMC 2nmを採用となると高性能化は著しいと言えますが、コストも相当上がることは確実で内蔵GPUだけでGeForce RTX 4080並の性能を叩き出せる可能性はあるものの、一般的な消費者の手には届かない製品になることも確実と言えそうです。


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