メモリ価格高騰により各PCメーカーが値上げを示唆していましたが、この中で大手であるLenovoは2026年2月末以降の注文、また3月末以降に出荷される製品から値上げを実施することを明らかにしました。
LenovoがPC・サーバー製品の値上げ条件をパートナーに正式通知
DRAMやNANDフラッシュの供給不足や価格高騰は2025年秋以降に顕在化しており、2025年末時点ではLenovoやDellなど複数の大手PCメーカーが値上げを示唆していました。この中でLenovoは、ThinkPadなどコンシューマー向け製品を扱うIDG(Intelligent Devices Group)とサーバーを扱うISG(Infrastructure Solutions Group)の両部門において値上げを実施する旨を各パートナーに対して正式に通達したようです。
2月28日までの受注が現行価格の最終期限。3月31日未出荷分は再値付け対象
Lenovoの書簡によると、商用IDG製品群(デスクトップ、ノートPC、ThinkPadなど)については、販売代理店に2月25日までに注文を出し、2月28日までにLenovoへ到達した注文に限り現行価格が適用されるとのことです。
ただ、メモリの供給や価格が不安定であることを背景に、注文が期限内に受領されても製品の出荷が2026年3月31日までに完了しない場合は値上げされた新価格が適用されてしまうとのことです。注文確定後も製品が実際に出荷されるまで油断はできない状況といえます。
サーバー製品はさらに厳しい条件。見積もり有効期限を大幅短縮
サーバーを扱うISG部門ではより厳しい条件が設定されています。社内入札システムでの見積もり有効期限が14日間、リセラーや販売代理店向けの外部プラットフォームでは30日間に短縮されました。HPEも同様に見積もり有効期限を従来の30日から14日に半減させており、不安定なメモリ相場を反映した状況になっています。
一方で、ISGの大型案件については、バックログを含め既に再値付けが実施されているとのことです。Lenovoは1月26日には新規顧客獲得ボーナスプログラムも停止しており、現在の市場環境では先行割引がLenovoの収益を圧迫するリスクが高いと判断したものと見られます。
Lenovoは2025年末から値上げを示唆していましたが、3月から値上げに踏み切るとのことで、その影響は日本でも近いうちに波及することは確実といえます。ただ、メモリ価格高騰は2025年秋頃から顕在化しており、パーツ単品ではすでに5倍近くまで高騰していることを踏まえると、大手だけあって調達力や在庫数などからかなり長く耐え忍んだともいえます。
なお、今後値上げされることは確実であるため、もしLenovo製ノートPCの購入を検討している場合は早めに購入した方が良さそうです。



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