Intel採用ページに「Unified Core」チームが登場。P-Core廃止が現実味

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Intelは2028年以降のCPUでP-CoreとE-Coreを廃止し、1つのアーキテクチャーに統合する「Unified Core」の投入を計画していると2025年夏頃からリークされていました。しかし、これまでUnified Coreの名称はリーカーや特許上で登場するのみで、Intel公式からの確認はありませんでした。そんな中、Intelの採用ページにて「Unified Core」チームのエンジニア募集が掲載されていることが判明し、P-Core廃止に向けた開発が本格的に始動していることが確認されています。

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Intelの採用ページに「Unified Core」の名称が登場。開発本格化?

IntelのCPU開発をめぐっては、2025年夏にP-Core開発を手掛けるイスラエルチームが度重なる開発失敗により解散寸前となる一方、E-Core開発チームが今後のIntel CPUを率いることになるというリーク情報が中国の知平で報じられていました。また、2025年9月にはIntelが複数のE-Coreを束ねて1つの巨大コアとして動かす「Software Defined Super Cores (SDC)」の特許を申請していたことも明らかになっており、E-Coreベースの次世代CPUに向けた動きは以前から見られていました。

しかし、いずれもリーカーの情報や特許文書に基づくもので、Intel自身がUnified Coreの存在を示したことはありませんでした。今回、Intelの公式採用ページに「Unified Core」チーム所属のポジションが掲載されたことで、開発体制が実際に立ち上がっていることが初めてIntel公式から確認されました。

E-Core開発を担当してきた「テキサス州オースティン」拠点で過去のリークとも情報が整合

Intelの採用ページには「CPU Verification Engineer」と「Senior CPU Verification Engineer」の2ポジションが掲載されており、いずれも「Unified Core design team」に所属するSilicon and Platform Engineering Group(SPE)配属となっています。勤務地はテキサス州オースティンで、2025年夏のリークでE-Core開発チームの拠点とされていた場所と一致します。

求人内容によると、業務はCPUロジック設計のプレシリコン検証が中心で、テープアウト前のシミュレーター上でアーキテクチャー仕様に対する機能検証を行い、設計上のバグを発見・修正するポジションとのことです。プレシリコン検証はテープアウトの前段階にあたり、一般的にはテープアウトから製品出荷までさらに1〜2年を要することから、Unified Coreの製品化は早くても2028年後半から2029年頃になると見られます。

この時期は過去のリークで「Titan Lake」と呼ばれるCPUの投入時期と重なっており、Titan LakeでP-CoreとE-Coreが統合されるという従来のリーク情報とも整合しています。

なお、Senior職の年収レンジは105,650〜200,340ドル(約1,600万〜3,000万円)と提示されており、Intel社内でも重要度の高いプロジェクトとして位置づけられていることがうかがえます。

コメント・考察

Intelがハイブリッドコア構成を導入したのは2021年のAlder Lakeからですが、わずか7年でこの方針を転換することになります。背景にはP-Core開発チームの相次ぐ失敗がありますが、E-Core側がSkymont以降で急速にIPCを引き上げてきたことも大きく、1つのアーキテクチャでノートPCからデスクトップ、サーバーまでカバーするAMDに倣って開発リソースを集中させるのは合理的な判断と言えそうです。

なお、次世代CPUであるNova LakeではE-Coreのコードネームが従来の〇〇Montから「Arctic Wolf」など動物の名前に変更されています。これはE-Coreの役割が大きく変わっていくことを示唆しており、最終的にはUnified Coreへ繋がると見られています。また、2027年のPanther Lakeが現行のP-Core+E-Core構成の最終世代となる見込みです。その先のIntel CPUを見据えているユーザーにとっては、今後のアーキテクチャー情報を注視しておく価値がありそうです。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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