IntelはCES 2026でPanther Lake世代のCore Ultra 300シリーズを正式発表しました。発表会で謳われていた高いグラフィックス性能について、展示されていたプロトタイプのノートPCで実際にゲームを動かした結果が公開され、Intelの発表どおり非常に高い性能を発揮することが確認されています。
内蔵GPU性能が大幅強化されたIntel Panther Lake
IntelがCES 2026で正式発表したPanther Lakeは、独自開発GPUであるXe3を搭載する初の製品です。Intelの発表によるとノートPC向けGeForce RTX 4050並みの性能を持つとのことでしたが、この発表は誇張ではなく、実際に高い性能を発揮できることがデモ機での検証で明らかになっています。
Cyberpunk 2077はLow設定で80fps。最高設定でも47fpsを記録

CES 2026の会場では、すでにPanther Lakeを搭載したノートPCが展示されています。PC WorldがLenovo製ノートPCで複数ゲームのフレームレートを計測した結果、Cyberpunk 2077では1080p解像度のLow設定で81fpsを記録したとのことです。

また、画質設定を最高にした状態でも平均47fpsを記録しています。なお、比較対象としてIntelが発表資料で挙げていたRTX 4050搭載ノートPCは会場になかったものの、RTX 4070搭載ゲーミングノートPCに対しては19%低い程度に収まっているなど、驚異的な性能の高さを示しています。
XeSSを使えば多くのゲームで60fpsに迫る
Tom's Hardwareでは以下のタイトルで平均fpsを計測しており、結果は以下のとおりです。
| タイトル | 平均fps | 設定 |
|---|---|---|
| Baldur’s Gate 3 | 68.4 fps | 1200p, High, XeSS Quality |
| Cyberpunk 2077 | 81.4 fps | 1080p, High, XeSS Balanced |
| Doom: The Dark Ages | 51.1 fps | 1080p, High, XeSS Balanced |
| F1 2025 | 109.5 fps | 1080p, High, XeSS Balanced |
| Monster Hunter Wilds | 35.5 fps | 1200p, Medium, XeSS Balanced |
| Marvel’s Spider-Man 2 | 57.4 fps | 1080p, High, XeSS Quality |
画質設定をHighにしていても多くのタイトルで60fpsに迫り、タイトルによっては60fpsを大きく超える結果となっています。内蔵GPUだけで最新タイトルを含めて快適にプレイできることが明らかになりました。
なお、モンスターハンターワイルズは35fpsと低めですが、高性能なグラフィックカードでも60fps程度のタイトルであるため、十分な性能といえそうです。
IntelのPanther LakeはIntel 18Aプロセスでの製造など、Intelの復活を印象付ける狙いもある製品です。発表資料で特に印象的だった内蔵GPU性能の高さは、実際の使用環境でも実現できるようです。2022年から本格的に登場したArc Alchemist(Intelの第1世代ディスクリートGPU)からわずか4年でここまでの性能を実現したのは驚異的といえます。
ただ、残念ながら市場環境はメモリ価格高騰などの影響を受けており、Panther Lakeを搭載するノートPCは20万円を超えるハイエンド帯として販売される可能性が高く、売れ行きはあまり期待できません。しかし、Intelの内蔵GPUが確実に進化していることは明らかで、今後登場するNova Lakeでどれだけ性能が向上するのか期待が集まります。



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