Intel Nova LakeのNPU性能は74 TOPsに。内蔵GPUはデスクトップ向けは2コアのみ搭載

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リーク評価
総合評価: 64%
的中率: 的中率: 4
実現性: 実現性: 4
発売までの時期: 時期: 2
具体性: 具体性: 3
整合性: 整合性: 3
情報源: Jaykihn

Intelは2026年後半にNova Lake CPUを投入予定ですが、今回このCPUに内蔵される予定の機械処理用エンジンであるNPUの性能や、デスクトップ向けに内蔵されるGPUのスペックに関するリーク情報が登場しました。

目次

Intel Nova LakeのNPUと内蔵GPUスペックの一部が判明

IntelはノートPC向けからデスクトップ向けまでのラインアップをカバーするNova Lake CPUを2026年後半から2027年初旬にかけて投入予定ですが、今回このNova Lakeのすべてのモデルに搭載されるNPUに関するスペックの他、デスクトップ向けで内蔵されるGPUのスペックに関するリークが登場しました。

NPU性能は74 TOPs。Panther Lakeの約1.3倍の性能に

Jaykihn氏がXに投稿した情報によると、Nova Lakeは第6世代NPUであるNPU6を搭載し、INT8演算で74 TOPSのAI性能を発揮するとのことです。

現行世代ではLunar LakeがNPU4搭載で48 TOPSを実現し、次世代のPanther LakeはNPU5を搭載するものの50 TOPSとほぼ横ばいにとどまります。これはMeteor LakeやArrow Lakeからの世代間向上幅と比べると非常に小さく、Lunar Lakeへの移行時の性能向上(11.5 TOPSおよび13 TOPSから48 TOPSへ)に遠く及びません。

一方、Nova LakeのNPU6は74 TOPSとなることでPanther Lake搭載のNPU5からは約1.3倍、Lunar LakeのNPU4から約1.5倍、Arrow LakeのNPU3からは5倍以上の性能向上を実現します。

なお、Jaykihn氏はこのNPU6の搭載範囲を明確にはしていませんでしたが、別のリーカー(Bionic_Squash氏)によるとノートPCからデスクトップ向けまで共通でNPU6を搭載することを明らかにしています。

デスクトップ向けNova Lake-Sの内蔵GPUはXe3を2基搭載へ

同リークではNPUと合わせてデスクトップ向けNova Lake-Sの内蔵GPUのスペックも明らかになっており、Xe3-LPGアーキテクチャ内蔵のGPUコアを2基搭載するとのことです。これは、現行Arrow Lake-Sの4基から半分に減っているため、スペックダウンにはなっていますが性能面ではArrow Lake-S内蔵のGPUはXe世代に対して、Nova Lake-SはXe3と最新世代に変更されているため、Arrow Lake-Sと同等か少し劣る程度の性能になると考えられます。

コメント・考察

NPUはCopilot+などローカルでのAI処理に必要な機能にはなっていますが、今のところCopilot+も下火になりつつあり、多くのAI処理はローカルより拡張性や進化のスピードが速いクラウドAI(GeminiやChatGPT)を使うユーザーのほうが多い状態です。

そのため、NPUの存在意義は多くのユーザーにとって無いに等しく、AMDではNPUを廃止する可能性すら出ています。ただ、その中でもIntelはNPUを継続的に開発し、貴重なダイ面積の中にNPUを備えるという判断から、将来的には必要になると考えていると言えそうですが、NPUの存在意義が今後出てくるのか、まだまだ不要な機能となってしまうのか注目です。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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