HDDも値上がり本格化。売れ筋の8TB以下は3か月で30%上昇

  • URLをコピーしました!

HDDを巡ってはAI需要によるデータセンター建設ラッシュにより需要が急騰しており、Western Digitalが2026年生産分のHDDはすべて完売していると明らかにするなど供給逼迫が鮮明になっています。そして、この影響は実際にコンシューマー向けHDDの販売価格にも現れ始めており、売れ筋の8TB以下では3か月で30%以上の値上がりを記録しています。

目次

HDDの販売価格も高騰中。8TB以下の売れ筋容量は3か月で30%以上高騰

ここ最近のデータセンター建設ラッシュを背景に、メモリやSSDは前年比で数倍以上に高騰し、ノートPCやスマートフォン、家電など幅広い製品への波及が指摘されています。加えてGPUやCPUも値上がりし始めるなど、PCパーツ全体の価格上昇が進行している状況です。

こうした中、AI向けの学習データ保存などに大容量が強みであるHDDでも需要が急増しています。Western Digitalは決算発表にて2026年生産分が完売し、エンタープライズ向けを重視する方針を鮮明にしていますが、この需給逼迫がコンシューマー向けの販売価格にも波及し始めています。

8TB以下のコンシューマー向けで人気の容量が最も高騰。3か月で30%値上がりで右肩上がり

HDD (~8TB) 価格推移
読み込み中...

コンシューマー向けとして人気が高い2TB〜8TBのHDDは2025年11月末時点では平均価格が2.3万円台で推移していたものの、その後は右肩上がりで上昇を続け、2026年2月23日時点では3万円を超えています。たった3か月で30%もの値上がりであり、この上昇率は8TB〜16TB、16TB超の容量帯と比較しても最も高くなっています。在庫として取り扱われる製品数も徐々に減少しており、コンシューマー向けで需要が集中する容量帯ほど供給減少の影響を強く受けている状況です。

なお、価格上昇の傾向は落ち着く気配がなく、Western Digitalがエンタープライズ向けに生産をシフトしていることを踏まえると、8TB以下のHDDは供給価格の値上げと供給量の減少が重なり、今後も値上がりが続く可能性がかなり高いと言えます。

8TB以上のプロシューマー向けも約20%高騰

HDD (8TB~16TB) 価格推移
読み込み中...

NAS向けなどプロシューマー用途で人気がある8TB~16TBの容量を持つHDDも大幅な値上がりが見られており、2025年11月末頃は4.9万円だったものの、2026年2月23日時点では6万円に迫っており、3か月で20%の値上がりを記録しています。

HDD (16TB~) 価格推移
読み込み中...

エンタープライズ用途も視野に入る16TB以上の製品についても同期間で8.2万円から9.7万円へ約18%上昇しており、値上げ率は3つの容量区分で最も低いものの、価格推移を見ると上昇ペースが鈍化する兆候はありません。

HDD購入も早めが吉?

HDDを巡っては冒頭で紹介した通り、Western Digitalが2026年生産分のHDDの注文がすべて埋まっていると明らかにするなど、メモリやSSDと同様に需要に対して供給が追い付いていない状況が鮮明になっています。さらにWestern Digitalはエンタープライズ向けへの生産シフトを進めていることから、コンシューマー向け製品の供給量は今後も減少する可能性が高いと言えます。メモリやSSDで先行して見られた「供給価格の値上げ→供給量減少→販売価格の急騰」という流れを、HDDもたどり始めている状況です。

また、HDDの場合はメモリやSSDと異なり、大容量データの長期保存では実質的な代替手段が限られるという事情もあります。NASやバックアップ用途ではSSDへの置き換えはコスト面でまだ現実的ではなく、値上がり後に「別の選択肢で済ませる」ことが難しい製品です。そのため、近いうちにPC向けやNASサーバー向けにHDDの新規購入や増設を考えている場合は、現在の価格でも早めに動いた方が良さそうです。

ソース

GAZ:Log | ギャズログ (価格データ独自集計)

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

コメント

コメントする


目次