NVIDIAはメモリ不足を背景に、2026年内には新しいグラフィックスカードを発売しないとも噂されています。一方で、RTX 5090の上位モデルであるRTX 5090 Tiが年内発売に向けて開発中という情報もあり、状況は流動的です。今回、このRTX 5090 Tiのスペックに関するリーク情報が登場しました。
GeForce RTX 5090 Tiの開発が進行中?
NVIDIAは2026年に発売予定だったGeForce RTX 5000 SUPERシリーズについて、メモリ不足や価格高騰、需要減を理由に発売を延期しており、2027年末または2028年に発売予定のGeForce RTX 6000シリーズまで新しいグラフィックスカードは発売されないと見られていました。

しかし、NVIDIAがRTX 5090を上回る製品としてRTX 5090 Tiの開発を進めていることが明らかになり、今回このRTX 5090 Tiと見られる製品の具体的なスペックがリークされています。
GeForce RTX 5090 Tiは消費電力が750Wほどに。性能は10%ほど向上

リーカーのMoore's Law is Deadが入手した情報によると、NVIDIAはBlackwell TitanまたはRTX 5090 Tiと呼ばれるグラフィックスカードを2025年前半から開発しており、既に試作品も制作されているとのことです。
現行のRTX 5090は最上位のGB202 GPUを搭載し、21,760基のCUDAコアが有効化されています。RTX 5090 Tiではこれが約5%増の22,784コア程度になる見通しです。動作クロックの向上も行われ、ゲーミング含めてRTX 5090より10%優れた性能を発揮できるとのことです。
ただし、消費電力は大幅に増加する見通しで、定格モデルで700W〜750Wほどになるとのことです。電力制限が解除されたプロトタイプでは1000Wを超える可能性もあるようです。実際にRTX 5090 Tiを手にした人物によると両手でしか持ち上げられなかったとのことで、比較的コンパクトなNVIDIAのFounders EditionでさえGPUクーラーが相当巨大化しているようです。
RTX 5090 Tiが発売されるなら2026年中。しかしネックは価格?
RTX 5090 Tiは仮に発売されるのであれば2026年中の可能性が高いとのことです。2027年に入ればRTX 6000シリーズの登場も意識されるため、投入するなら年内という判断になります。
しかし、RTX 5090 TiはRTX 5090と同じく32GBのGDDR7を搭載するため、RTX 5090で既に見られている60万円という実売価格を大きく超えることが確実視されています。また、GB202 GPUはコンシューマー向けに供給するよりエンタープライズ向けに回した方が収益性が高く、コンシューマー向け市場の需要も冷え込んでいます。そのため、開発が進んでいたとしても実際に発売されるかは未知数です。
NVIDIAはもともと発売する可能性が低くても、念のために開発を進めている製品が数多く存在しています。実際に先代のRTX 4000シリーズでもRTX 4090を超える「RTX TITAN」が開発され、プロトタイプが流出していました。そのため、このRTX 5090 TiもAMDがRadeon RX 9080 XTなど新製品を投入してきた場合に備えたバックアップ製品と考えられます。
そのため、実際に発売される可能性は極めて低いといえます。ただし、NVIDIAはここ最近のAI偏重の姿勢がゲーマーから批判されていることもあり、ゲーミングを見放していないという姿勢を示す目的でRTX 5090 Tiを投入する可能性もゼロではありません。いずれにしても、仮に発売されたとしても一般的な消費者が購入できる価格帯にはならないことは確実といえます。


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