GeForce RTX 5090の価格が世界中で再び高騰中。日本では42万円が最安値に

NVIDIAのフラッグシップグラフィックスカードであるGeForce RTX 5090は、発売当初の高値販売が常態化していたものの、年半ば以降は需要と供給が安定し、日本では定価の39万8,000円での販売も見られていました。

しかし、2025年10月末時点で、RTX 5090の価格が日本を含む世界各国で再び上昇傾向にあることが確認されています。

目次

GeForce RTX 5090の価格が日本や世界的に上がり始める。

RTX 5090は発売当初、極度の品薄により定価の39万8,000円を大きく上回る45万~50万円台での販売が続いていました。

その後、2025年5月以降は供給状況も安定し、夏頃には定価を下回る38万円での販売も確認されていました。しかし、2025年10月末時点でRTX 5090の在庫状況が不安定になり始めており、販売価格も最安値を大きく上回る状況となっています。

日本は42万円が最安値に。定価から2.4万円ほど高値に

日本では、RTX 5090は10月上旬頃までGIGABYTEやPalit製などのモデルが39万8,000円の定価を下回る価格で販売されていました。

しかし、10月後半以降はこれらのモデルの在庫がなくなり、2025年10月31日時点では定価を大きく上回るモデルのみが販売されている状況です。

これにより、現時点でのRTX 5090最安値は42万2,000円となっており、定価に対して2万4,000円、数日前まで38万円で販売されていた最安値モデルに対しては4万2,000円高となるなど、購入価格が大きく上昇しています。

ドイツでもRTX 5090の価格高騰が確認される

GeForce RTX 5090の値上がりは日本に限った現象ではなく、ドイツでも確認されています。日本で安価に販売されていたPalit製やGIGABYTE製モデルは、ドイツでも大きく値上がりしています。

RTX 5090の価格推移を記録しているPC Games Hardwareによると、RTX 5090は最大10%の値上げが行われているほか、手頃な価格帯で販売されているモデルの多くが在庫切れ状態になるなど、供給不足も目立ち始めています。

GDDR7の値上がりなどが原因?

日本でのグラフィックスカードの販売価格は為替レートの影響を受けやすく、実際に2025年10月後半からは1ドル=147円前後だった為替が1ドル=154円にまで円安が進行しています。

しかし、RTX 5090の価格上昇は日本だけでなくドイツでも確認されていることから、AIBなどの卸売価格自体が改定された可能性が高いと考えられます。

この値上がりの理由は公式には明らかにされていませんが、数カ月前からRTX 5090などが搭載するGDDR7などのDRAM価格の値上がりが確認されているため、これが原因となっている可能性があります。

なお、今後再びRTX 5090の値下がりが見られる可能性も否定できませんが、為替レートは1ドル=154円の円安傾向にあり、今後もこの傾向が続く可能性が高いと見られています。

また、DRAMなどの価格もデータセンターの建設ラッシュにより不足していると言われているため、RTX 5090の購入を検討している方は、早めの購入を検討した方が良いかもしれません。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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