GeForce RTX 5070 TiとRTX 5070は高性能ながらも手ごろなグラフィックカードとして人気が高いモデルになっていますが、ここ最近のDRAM価格高騰による影響なのか、急激な値上がりが記録されています。
値上げが噂されているGeForce RTX 5000シリーズ
GeForce RTX 5000シリーズは発売からまもなく1年を迎えることから、2025年11月末ごろまでは各モデルともに最安値水準に達していました。発売時は148,800円だったRTX 5070 Tiは12.6万円台に、RTX 5070は定価108,800円に対して8.2万円台で販売されていました。
しかし、ここ最近になりDRAM価格が高騰し、RTX 5000シリーズに搭載されているGDDR7も価格高騰の影響を受けることが噂されています。実際、RTX 5070 TiやRTX 5070など人気のグラフィックカードを中心に大幅な値上がりが確認されています。

GeForce RTX 5070 Tiは1週間で約1.5万円の値上がり
GeForce RTX 5070 Tiは2025年11月下旬までは125,800円で販売され、それ以降は127,800円とわずかな値上げが実施されていました。その後は価格が安定していたものの、12月10日以降は一気に値上げが続き、12月15日現在では最安値が141,980円と、1週間に満たない期間で約1.5万円の値上がりが記録されています。
2025年12月15日時点で最安値になっているのはドスパラが販売するPalit GeForce RTX 5070 Ti GamingPro-S 16GBですが、この次に安値のモデルは148,800円のMSIやGAINWARD製モデルになっています。
そのため、ドスパラ販売のモデルが無くなればRTX 5070 Tiの販売価格は定価と同額にまで引きあがることになります。
GeForce RTX 5070も値上がり中。1か月前から9,000円値上がり
アッパーミドルレンジとしてそこそこ高い性能、そして手ごろな価格帯で人気のGeForce RTX 5070は、2025年11月上旬までは80,980円とかなり安値で販売されていました。その後も81,980円で販売されており、いずれも定価の108,800円を大幅に下回る販売価格になっていました。
しかし、12月から流れは変わり始め、じわじわと値上がりした後、12月15日時点では89,800円が最安値になるなど、たった1か月で9,000円の値上がりが確認されています。
現時点での最安値はドスパラが販売するPalit製GeForce RTX 5070とASUSのDual GeForce RTX 5070の2モデルがラインアップされていますが、これらの在庫がなくなれば次は9万円を超えるモデルが中心となります。
さらなる値上げの可能性も。グラボの購入は早めに
グラフィックカードをめぐっては、AMDがすでにAIB(Add-in Board:グラフィックカードメーカー)へ卸すGPU価格を約1.4万円値上げすることが明らかにされているほか、NVIDIAも2025年12月から出荷量を絞り、2026年1月から値上げに踏み切ることが噂されています。

これは現時点で噂のため、本当に値上げされるかは定かではありません。しかし、DRAM価格高騰によりグラフィックカードに搭載されているGDDR6やGDDR7といったメモリーコストも跳ね上がっていることは確実です。
そのため、グラフィックカードの購入を迷っている方は、2026年は値上げ傾向が続くと見られていますので、年内に購入することを強くおすすめします。





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