GeForce RTX 5070 SUPER の詳細スペック判明。CUDAは6400コアに増えVRAMが18GB化

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NVIDIAが2025年後半から2026年初頭に投入予定のGeForce RTX 5070 SUPERについて、詳細なスペック情報が明らかになりました。CUDAコアが6,400コアに増強され、VRAM容量も18GBに拡大される見込みです。現行のRTX 5070で課題となっていたVRAM不足が解消され、性能向上も期待できることから、アッパーミドルレンジ市場で注目のモデルとなりそうです。

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GeForce RTX 5070 SUPER の詳細スペック判明。CUDAは6400コアに増えVRAMが18GB化

NVIDIAは2025年上半期にGeForce RTX 5000シリーズをRTX 5090からRTX 5060まで発売しました。しかし、多くのモデルが先代に比べて大きな性能向上が見られなかったほか、新しいゲームで年々増えているVRAM使用量に対して各モデルのVRAM容量が先代から据え置きだったことから、市場での評価は芳しくありません。

供給が安定し始めている2025年6月時点では、多くのモデルが定価を10%近く下回る価格で販売されている状況です。

そのため、NVIDIAは早ければ2025年終わり頃、遅くとも2026年初頭のCES 2026に合わせて、リフレッシュ版にあたるGeForce RTX 5000 SUPERシリーズの発売を行うことが噂されています。この中で、主力のアッパーミドルレンジモデルとして投入されるGeForce RTX 5070 SUPERの詳細スペックがリークにより明らかになりました。

CUDAコアが6,400に増強、フルスペック仕様に

リーク情報によると、GPUコアは現行のRTX 5070と同じGB205 GPUが使用されます。しかし、有効化されるCUDAコアがRTX 5070の6,144コアから約4%増となり、GB205 GPUに搭載されているCUDAコアすべてに当たる6,400コアに増やされる見込みです。

VRAM容量が18GBに拡大、最大の弱点を克服

最も注目すべき点は、ユーザーから強く求められていたVRAM容量のテコ入れです。バス幅は現行RTX 5070と同じ192-bitに据え置かれますが、GDDR7モジュールが2GBから3GBに増量されることで、VRAM容量が12GBから18GBに拡大される見込みです。これにより、現行モデルの比較的大きな弱点が克服されます。

消費電力は275Wに、性能向上も期待

消費電力はCUDAコア増加に伴い若干増える見通しで、275Wに設定されるとのことです。RTX 5070の250Wから10%の増加となります。

ただし、消費電力増加に伴い性能も5〜10%は向上すると考えられます。RTX 4070 SUPERに対して性能がほぼ同等と言われていたRTX 5070から性能が向上するため、RTX 4070 Tiに近いラスタライズやレイトレーシング性能を発揮する可能性があります。

そのため、仮に価格がRTX 5070と同じであれば、コストパフォーマンスは大きく向上すると言えます。この価格と性能で発売できれば、RTX 4070 SUPERと同様に使いやすく、人気の高いグラフィックスカードになることが予想されます。

発売時期は2025年秋から2026年初頭の可能性も

GeForce RTX 5070 SUPERの発売時期は2025年終わり頃から2026年初頭になると言われています。しかし、過去のRTX 4000 SUPERシリーズのリークが発売の約3か月前である2023年10月頃だったのに対し、今回は6月終わり頃にリークされています。

このことから、NVIDIAがRTX 5000シリーズの販売苦戦や低い評価を受けて、早めにRTX 5000 SUPERシリーズの投入を計画している可能性も考えられます。2025年9月や10月など秋頃にRTX 5070 SUPERなどが発売される可能性もあるため、アッパーミドルレンジ帯のグラフィックスカードの購入を検討している方は、今後の動向に注目しておくとよいでしょう。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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