2025年終わり頃からメモリ不足を背景に世界各国で品薄傾向だったGeForce RTX 5000シリーズの上位モデルですが、ここ最近になり在庫が完全に回復していることが明らかになりました。ただし、価格は高止まりしており、以前より売れていない可能性が出てきています。
GeForce RTX 5000シリーズの在庫が完全に復活
NVIDIAのGeForce RTX 5000シリーズは2025年秋以降、徐々に在庫が減少し、10月頃にはRTX 5090が品薄傾向に陥り、そのあとはRTX 5080やRTX 5070 Ti、RTX 5060 Ti 16GBなどメモリ容量の多いモデルを中心に在庫がほぼなくなり、価格も大幅に高騰していました。
しかし、2026年1月下旬ごろからGeForce RTX 5000シリーズの在庫だけは復活しているようです。
GeForce RTX 5000シリーズ各モデルの価格は高止まり。在庫は潤沢に
世界各国で在庫不足が問題視されていたGeForce RTX 5090は1月下旬から在庫が復活し始め、2026年2月12日時点では大手量販店6店舗で取り扱われている状態に改善しています。ただ、価格は最安値でも55万円を超え、平均価格は60万円と高止まりしている状況です。
一時は生産中止が噂されたGeForce RTX 5070 Tiも1月下旬から在庫が戻り始めており、取り扱われている製品数も一時は1モデルしかありませんでしたが、現在は15モデル程度に戻っています。また、販売価格も在庫がほとんどなかった時期は最安値モデルでも18万円台で販売されていましたが、現在は16.5万円前後まで値下がりしているなど、在庫復活とともに価格は徐々に下がり始めているようです。ただ、2025年11月頃に見られていた12.5万円台という価格には程遠く、まだまだ高価という印象を受ける価格帯での販売になっています。
RTX 5070 Tiと同じく生産中止が噂されていたRTX 5060 Ti 16GBも1月下旬から在庫が急激に戻り始めており、一時は1モデルのみの取り扱いから、現在は16モデルが大手量販店で取り扱われています。ただ、価格についてはピークの96,800円よりは下がっているものの、現在も9万円前後で販売されており、2025年終わり頃まで見られていた7.5万円前後の価格からは大きく高騰している状況で、なかなか手が出しにくい状態になっています。
ここで取り上げたグラフィクスカード以外についても、1月初め頃と比べて在庫は回復しており、価格もピークからは落ちてきています。ただ、日に日に取り扱われているモデルが増えている一方で、価格の高止まりを背景にあまり売れなくなっている可能性が示唆されます。
在庫復活に伴い価格は下がるが、下げ幅は限定的になる見通し
GeForce RTX 5000シリーズが発売された当初も出荷量がかなり少なかったことから在庫がほとんどなく、その時も価格が大きく跳ね上がる状況が見られていました。しかし、そのあと在庫が戻るにつれて価格も下がり始めていたため、今回も在庫復活に伴い2025年末から1月初め頃に見られていたような価格からは値下がりすると見られています。
ただ、今回の値上げには在庫不足に加えメモリ価格の高騰も反映されているため、今後在庫が安定したとしてもその下げ幅はかなり限定的といえ、RTX 5090であれば50万円、RTX 5070 Tiは15万円、RTX 5060 Ti 16GBは8万円前後ぐらいが今後の相場になるといえそうです。
一方で、メモリ価格高騰に伴い新たにBTOや自作PCを組み立てるユーザーが大きく減っているともいえることから、今後のグラフィクスカードの売れ行き次第ではさらなる値下がりも期待できます。グラフィクスカードの買い替えを検討している人は、価格動向に注目することをおすすめします。



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