メモリ価格高騰で本物1枚+ダミー1枚のDDR5キットが発売

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DDR5はパフォーマンスを発揮するには2枚を装着したデュアルチャンネルでの運用が推奨されていますが、メモリ価格高騰により2枚購入することが難しくなるケースもあります。ただ、そんな状況でも見た目を犠牲にしないため、台湾のV-Colorが本物のDDR5モジュールに加え、装飾用のダミーモジュール1枚をセットにした「1+1 Value Pack」を発売しました。

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メモリ高騰でダミーモジュール同梱キットが登場

DDR5メモリは2025年秋以降の価格高騰が続いており、日本国内でも2025年上半期と比較して4〜5倍に値上がりした状態が続いています。そのため、32GBキット(16GB×2枚)で8万円を超える価格帯が常態化しており、予算の都合からメモリ1枚だけで構成するユーザーも出始めている状況です。

こうした中、V-Colorはメモリモジュール1枚と、メモリチップを搭載しないRGBイルミネーション専用のダミーモジュール1枚をセットにした「1+1 Value Pack」を新たに発売しました。ダミーモジュールは外観が本物と同一で、RGBライティングも同期して動作します。

DDR5-6400で16GBと24GBの2モデル。AMD EXPO対応

V-Colorの1+1 Value Packは「Manta DDR5 XSky」(16GB×1枚+ダミー1枚)と「Manta DDR5 XFinity」(24GB×1枚+ダミー1枚)の2モデルが用意されており、いずれもDDR5-6400で動作します。

また、V-Colorは今後、本物2枚+ダミー2枚の「2+2」構成のキットも展開する計画を明らかにしており、将来的にメモリの買い増しで2枚構成にアップグレードした後も、4スロットすべてを埋めた外観を維持できるとしています。

なお、価格と発売時期は現時点では明らかにされていませんが、販売はAmazonなど全世界で展開予定で、日本でもAmazonでV-Color製メモリが販売されていることから同様に国内でも販売されると見られています。

シングルチャネルの性能低下は3D V-Cacheで緩和可能?

今回のV-Color製メモリはシングルチャンネルでの運用を想定した製品ですが、シングルチャンネルは一般的にメモリ帯域幅が減ることからゲーミング性能などをフルに発揮できないといわれています。

ただ、Ryzen 7 9850X3Dなど3D V-Cacheを備えるCPUではメモリ帯域幅が減っても大容量なL3キャッシュを備えるため、メモリへのアクセス頻度が減少し、メモリ帯域への依存度が低くなっているといわれています。そのため、実際にゲーム時のベンチマークでもデュアルチャンネルに対するパフォーマンス低下は平均5%程度に抑えられていることが明らかになっています。

3D V-Cacheを搭載しないRyzen 5 9600XやCore Ultra 9 285Kでは30~40%程度の性能低下が確認されていることと比較すると、大幅に影響が抑えられています。そのため、メモリ価格が高い間はシングルチャンネル運用を想定したダミーキットを使い、後ほど本物のメモリを追加するといった使い方がこの製品の正しい活用法といえそうです。

コメント・考察

RGB付きのダミー用モジュールはCorsairの「Light Enhancement Kit」など装飾用パーツとして以前から存在していましたが、メーカーが正規のメモリキットにダミーを同梱して販売するというのは異例です。ただ、このキットの登場は、メーカー側も本当はメモリ2枚構成で購入したいが予算的に難しいと考えるユーザーが一定数いることを認識していることの表れといえそうです。

なお、日本でのメモリ価格は右肩上がりという状況からは脱しているものの、価格は32GBキット(16GB x 2)が平均8万円、64GBキット(32GB x 2)が16万円と気軽に購入することが難しい価格になっているため、このような後でメモリを追加することを想定したメモリモジュールは一定の需要があるといえそうです。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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