
DDR5メモリの価格が急落し、値上がりを見込んで在庫を積み上げていた中国の転売業者がパニック状態に陥っていることが報じられています。
DDR価格急落で中国の転売業者が悲鳴
DDR5メモリを巡っては、DRAM価格の高騰を背景に販売価格が急騰していましたが、ここ最近は消費者向け市場を中心に価格が急落しています。価格高騰によりPC需要自体が落ち込んでいることに加え、Googleがメモリ使用量削減技術「TurboQuant」を発表するなど、メモリ需要の先行きに不透明感が広がっていることが背景にあります。
「暴落した。終わりだ」 在庫を抱えた業者が投げ売りへ
Memory prices have plummeted, and speculators in China are already crying out in despair. pic.twitter.com/JwiEHRUXM4
— China pulse 🇨🇳 (@Eng_china5) April 1, 2026
中国のSNSで共有された動画では、メモリの転売業者が積み上がった在庫を前に「メモリが暴落した。在庫を抱えてしまった。終わりだ」と嘆く様子が映されています。高値での転売を見込んで仕入れた在庫を、仕入れ値以上で売ることが難しくなっている状況です。
こうした業者や代理店が先行きへの不安から狼狽売りに走ると、さらなる価格下落を招くドミノ効果が生じるため、消費者向けDDR5メモリの販売価格は一時的にもう一段下がることが期待できます。実際に米国市場でもDDR5メモリの平均価格はピーク時から30%以上下落しており、消費者向けメモリの価格下落は世界的な傾向となっています。

ただし、メモリの需給がタイトであること自体に変わりはなく、サムスンやSK Hynixも契約価格では強気の姿勢を維持しています。市場調査会社TrendForceも、今回の価格下落は消費者・小売市場に集中したものであり、メモリ全体の相場は上昇トレンドに変化はないとの見方を示しているため、仮に販売価格が下がっても一時的な事象にとどまる可能性が高く、安堵できる状況ではありません。



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