AppleはM5チップを搭載したiPad ProやMacBook Proなどの新製品を開発中で、10月中にも発売すると言われていました。どうやら正式発表は2025年10月13日週から実施される可能性が高いことが、Apple専門の記者より明らかになりました。
M5チップ搭載機はiPad Proから投入。そのあとMacBook Proが続く
AppleはTSMC 3nmを活用したチップセット「M5」を搭載した製品を近日中に発売すると見られています。既にロシアのYouTuberによって、M5を搭載したiPad Proの開封動画も公開されています。
そんなM5搭載製品ですが、BloombergでApple関連のスクープなどを扱う記者、Mark Gurman氏が入手した情報によると、Appleは今週中にもM5を搭載するiPad ProおよびMacBook Proを正式発表し、近日中に発売する可能性が高いとのことです。
iPad Proや14inch MacBook Proの在庫不足。発表はプレスリリース形式に?
Mark Gurman氏によると、iPad Proや14inch MacBook Proは小売店を中心に在庫が不足している状態が続いており、これは新製品の発表が近いことを示唆しています。実際に過去にも、新製品発表前には既存在庫の不足が顕著となる事例が多いため、今回も同様の状況と言えます。
なお、発表はイベント形式ではなく、動画で新製品を発表する形式になると見られています。これは去年のM4搭載MacBook ProやiMacなどの発表形式と同じです。また、発表日は2025年10月13日週から毎日あるいは毎週、新製品が発表される形になる可能性をGurman氏は指摘しています。
iPad ProもMacBook Proもデザイン刷新は行われず。M5搭載のみが大きな変更点に
Gurman氏によると、M5を搭載する製品は現行モデルを踏襲するデザインとなる予定で、大きく変わるところはM5チップを搭載するという点だけのようです。
このM5チップは現行のM4と同じく、10コアCPUと10コアのGPUを搭載すると言われています。しかし、アーキテクチャーの変更や製造プロセス変更による動作クロック向上により、性能が10〜15%向上し、GPU性能も30〜40%ほど向上すると言われています。これにより、特にクリエイティブ用途などではより効率的な作業が行えるようになります。
また、通信用チップには独自開発のN1チップを搭載すると見られており、M5チップの省電力化と相まってバッテリー駆動時間は現行モデル以上に向上することが見込まれています。

なお、今週の発表ではM5を搭載する14inch MacBook Proのみ投入予定で、M5 ProやM5 Maxなど上位チップを搭載する製品は2026年以降に発表および発売されることが予想されています。
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