BIOS改造によりBartlett Lake-S Core 9 273PQEのPOST起動に成功していたOverclock.netのユーザーがさらなるファームウェア改修を経てWindows起動まで到達したことが明らかになりました。
P-Core専用のBartlett LakeがBIOS改造で市販マザーボード上で動作

Intel Core 9 273PQEはP-Coreのみ12コア24スレッドで構成されるBartlett Lake世代のCPUで、LGA 1700ソケットを採用しています。しかし、想定する市場はエンタープライズ向けで、コンシューマー向けには販売されておらず、市販のLGA 1700マザーボードではBIOSが対応していないためPOSTすらできない状態でした。ところが、この非対応CPUをClaudeなどのAIを通じてVibe Codingし、起動を試み、POSTに成功したことが数日前に明らかになりましたが、遂にWindows 11の起動にも成功したようです。
ファームウェアを改造しRaptor Lakeとして認識させることで起動に成功


今回、同氏はIntelのファームウェアに対してCore 9 273PQEをRaptor Lakeとして認識させるパッチを適用することで、Z790マザーボード上でのWindows起動に成功しています。公開されたスクリーンショットでは12コア24スレッド、動作クロック3418MHzでの正常動作が確認されており、CPU-ZでもCPU名が正しく認識されていることが明らかにされています。
Core i9-13900K/14900KのようなP+E構成ではなくP-Core専用の12コア構成であるため、同等コア数のCPUや上位モデルとの性能比較が注目されますが、Bartlett Lakeはコンシューマー向けには発売されない予定のため、あくまで実験的な取り組みにとどまっています。
なお、前回のPOSTから数日でWindows起動まで到達しており、AIを活用したBIOS改造の進展の速さが際立ちます。ただし、オーバークロック機能の有効化状況が不明なため本来の性能が発揮できているかは現時点では判断できず、ベンチマーク結果が出てもそれが本来の性能なのか確認することは難しくなっています。また、以前も取り上げた通りBIOS改造はマザーボードやCPUの故障リスクを伴います。AIツールを使えば簡単にできることが今回示されていますが、リスクも高いため安易に真似はしないほうが良さそうです。



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