Intel Wildcat Lake全6モデルのスペックが判明。廉価ノートPCにも最新コア採用で性能底上げへ

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リーク評価
総合評価: 84%
的中率: 的中率: 4
実現性: 実現性: 4
発売までの時期: 時期: 5
具体性: 具体性: 4
整合性: 整合性: 4
情報源: Jaykihn

Intel Wildcat Lake(Core 300シリーズ)の全6 SKUに関するスペックがリークされました。P-Core最大2基+LP-Eコア4基の構成で、TDPは従来世代の6〜7Wから15〜35Wへ大幅に引き上げられています。

目次

Wildcat Lake全6SKUのスペックが判明。超省電力路線から転換か

IntelのWildcat Lakeは、Alder Lake NやTwin Lakeの後継にあたるCore 300シリーズの超省電力向けCPUです。これまでCore 3 304のGeekbenchスコアがリークされるなど断片的な情報は出ていましたが、今回、ラインナップ全体の詳細が一挙に明らかになりました。

P-Core最大2基+LP-E 4基構成、TDPは15〜35W

リーカーのjaykihn0氏によると、Wildcat Lakeは全6 SKUで構成され、最上位のCore 7 360から最下位のCore 3 304まで以下のラインナップとなっています。

SKUP-Core + LP-EP-Core 最大(1コア/全コア)LP-E(定格/最大)L3キャッシュTDP
Core 7 3602 + 44.8 / 4.7 GHz1.4 / 3.6 GHz6 MB15-35W
Core 7 3502 + 44.8 / 4.7 GHz1.4 / 3.6 GHz6 MB15-35W
Core 5 3302 + 44.6 / 4.5 GHz1.4 / 3.4 GHz6 MB15-35W
Core 5 3202 + 44.6 / 4.5 GHz1.4 / 3.4 GHz6 MB15-35W
Core 5 3152 + 44.4 / 4.3 GHz1.4 / 3.3 GHz6 MB15-35W
Core 3 3041 + 44.3 GHz1.4 / 3.3 GHz6 MB15-35W

Core 3 304のみP-Coreが1基の構成で、それ以外はすべて2基+LP-E 4基の6コア構成となっています。P-CoreにはPanther Lakeと同じCougar Cove、LP-EコアにはDarkmontが採用されており、通常のE-Coreは搭載されません。

従来のAlder Lake NやTwin Lakeは6〜7WのTDPで動作するファンレス・タブレット向けの設計でしたが、Wildcat LakeではベースTDPが15W、ターボ時は35Wにまで引き上げられています。これにより、Wildcat Lakeはファンレス機器向けではなく、薄型ノートPCやミニPCなどを主なターゲットとする製品に位置づけが変わったと見られます。

なお、Core 7 360とCore 7 350、Core 5 330とCore 5 320のようにCPUスペックがほぼ同じペアが存在しますが、上位モデル(Core 7 360 / Core 5 330)にはvProやインテル ステーブル IT プラットフォーム・プログラム(SIPP)などエンタープライズ向け機能が搭載されています。

iGPUはXe3を搭載。NPUは最大17 TOPS

内蔵GPUについてはXe3アーキテクチャのGPUコアを搭載しており、Core 3 304が1基、それ以外のSKUは2基構成となっています。最上位のCore 7 360ではGPUクロックが最大2.6 GHzに達し、GPU側のAI演算性能は最大21 TOPSです。Core 3 304では9 TOPSまで低下します。

一方、NPUの性能は15〜17 TOPSとなっており、Panther Lakeの48 TOPSなどと比較すると控えめな数値です。Copilot+ PCの要件である40 TOPSには届かないため、Wildcat Lake搭載機はCopilot+非対応となりますが、MicrosoftはCopilot+についてブランド縮小することを明らかにしているため、多くのユーザーにとっては影響は軽微であると考えられます。

廉価モデルのアーキテクチャーが最新化へ

Intel製のノートPC向けCPUを巡っては、Panther LakeやArrow Lake-Hなど比較的高価な製品に最新アーキテクチャーが集中しており、エントリーからミドルレンジ向けモデルではRaptor Lake Refreshなど3世代前のCPUが依然として使われている状況でした。そのため、省電力性能やGPU性能の面で上位モデルとの差が開く一方でした。

しかし、Wildcat Lakeはコア数こそ最大2P+4Eと控えめですが、Panther Lakeと同じ最新のCougar CoveとDarkmontコアを採用しているため、電力効率は旧世代から大きく改善されています。また、NPUの性能を抑えている点についても、現状ではCopilot+機能をフル活用しているユーザーがごく少数であることを考えれば、良い意味での割り切りといえそうです。

コストを抑えつつ実用的な性能を確保したWildcat Lakeは、エントリーからミドルレンジ向け製品として比較的多くのノートPCやミニPCなどに採用が期待できる製品になると考えられます。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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