Microsoftは2026年3月10日にWindows 11向けの月例アップデートKB5079473の配信を開始しましたが、一部環境にてインストール後にBSODやフリーズ、数十分おきに再起動が発生するなどの不具合が報告されているようです。
3月の月例アップデートでもKB5079473でBSODやフリーズが多発
KB5079473は2026年3月のパッチチューズデーとしてWindows 11 24H2および25H2向けに配信されたセキュリティアップデートで、約80件の脆弱性修正のほか、Secure Boot証明書の更新やファイルエクスプローラーの検索改善などが含まれています。
しかし、配信開始から数日後にはMicrosoftのQ&AフォーラムやRedditに不具合報告が相次いでいます。1月のKB5074109でも起動不可能になる深刻な不具合が発生しましたが、3月のアップデートでも同様にBSODやフリーズといった深刻な症状が報告されている状況です。
10〜20分おきに再起動やBSODが発生。アプリの動作不良も
MicrosoftのQ&Aフォーラムに投稿された報告によると、KB5079473をインストールした後にPCが10〜20分おきに再起動を繰り返す症状が確認されています。あるユーザーはBSODのストップコードとして「ATTEMPTED_WRITE_TO_READONLY_MEMORY(0xBE)」が記録されたことを報告しています。
また、別の投稿では、KB5079473のインストール後にPCが3回完全にクラッシュし、未保存のデータが失われたとの報告も出ています。このほか、OutlookやOfficeが起動しなくなったり、コマンドプロンプトやPrint Screenが動作しなくなるなど、特定のアプリや機能に影響が及んでいるケースも確認されているようです。
Microsoftは既知の不具合としては未認識。対処法はアンインストールのみ
MicrosoftのサポートページにはKB5079473について既知の不具合は認識されていないと記載されています。ただ、2026年1月のKB5074109で発生した不具合では、ユーザーからの報告が相次いだあと数日のタイムラグを経てMicrosoftが公式に不具合を認めるケースもありました。今回も同様のパターンとなる可能性があると見られています。
なお、不具合が発生している場合の対処法としてはKB5079473のアンインストールしか現時点では有効な手段がなく、実際にRedditやQ&Aフォーラムでもアンインストール後に症状が解消されたという報告が複数確認されています。
ただ、KB5079473をアンインストールしても、Windows Updateの設定次第では自動的に再インストールされてしまうケースもあります。そのため、アンインストール後はアップデートを一定期間一時停止する設定を有効にしておく必要があるといえます。
Windows 11の月例アップデートを巡っては、1月のKB5074109で起動不可能になる不具合、2月にはGPU関連のBSOD修正が入るなど、2026年に入ってから毎月のように深刻な問題が発生しており、もはや恒例行事のようになっています。Microsoftにはアップデート品質の改善にもう少し本格的に取り組む必要性があるといえます。
なお、現時点で報告されている不具合の件数は限定的であり、すべてのPCで発生する問題ではないと見られています。ただ、BSODやデータ消失を伴うクラッシュが発生している以上、深刻な問題といえます。不具合が発生した場合は、セキュリティを最重要視する環境以外ではKB5079473のアンインストールを行うことが推奨されます。



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