GoogleのPixel 10aは前世代のPixel 9aと同じTensor G4を搭載しており、CPU性能は据え置きとなっています。しかし、ストレステストにおいてサーマルスロットリングの発生が遅くなっており、長時間の高負荷時には9aより有利であることがベンチマークで明らかになりました。
Google Pixel 10aは冷却性能向上で性能向上?
GoogleのPixel 10aは海外では2026年3月5日に発売され、日本では4月発売予定のミドルレンジ向けスマートフォンです。このPixel 10aは先代のPixel 9aに対してデザインなどが据え置かれているほか、内蔵チップセットも同じTensor G4を採用しています。ナンバリングが変わった新型であるものの、中身は実質的にマイナーチェンジです。ただ、どうやら本体内部には一部改良が施されているようで、ベンチマークテストではPixel 9aとの違いが確認されています。
GeekBench 6のCPUスコアは9aと誤差の範囲

Android AuthorityがPixel 10aで複数のベンチマークテストを実施した結果を明らかにしていますが、チップセットのピーク性能を測るGeekBench 6ベンチマークではPixel 10aとPixel 9aとの差はほぼ同じになっています。なお、最新鋭のTensor G5チップセットを搭載するPixel 10シリーズに対してはマルチコア時に30%ほど劣る結果になっています。
ストレステストではサーマルスロットリングを大幅抑制。Pixel 10を超える場面も

一方で、3DMark Wild Life Extremeストレステストでは、Pixel 10aは最初の数回でPixel 9aと同等のスコアを記録しており、動作クロックの変更は行われていないことが明らかになっています。しかし、4回目以降Pixel 9aはスコアが大きく落ち込む一方で、Pixel 10aは7回目のテストまでピーク性能を維持しています。そのあとも性能低下は穏やかで、13回目のテスト以降ではTensor G5搭載のPixel 10をも上回る性能で推移しています。
本体温度についても、Pixel 9aは2回目のテストから30℃を超え始め、テスト終盤では43℃前後を記録しています。一方、Pixel 10aは温度上昇がPixel 9aやPixel 10に対して大きく抑制されており、テスト終了時の温度も40℃付近と冷却性能が高められています。そのため、長時間のゲーミングなど特にPixel aシリーズが苦手としてきた場面での性能が大きく改善されています。チップセットは据え置きながらも、使い勝手という観点では性能が大きく向上しているといえそうです。
Pixel 10aは本体デザインやチップセット含めほぼすべてがPixel 9aと同じで性能の違いは見られず、冷却についてGoogle側もアピールをしていなかったため大きな違いは無いと見られていました。ただ、ベンチマークでは明らかに違いが確認されています。ベイパーチャンバーなど追加機能は備えていないものの、ファームウェアや内部設計の最適化を通じて冷却性能が向上したといえそうです。特に長時間のゲーミングなど今までのPixel aシリーズが不得意とされていた部分で性能が大きく向上しており、地味ながら非常に良い変更といえそうです。



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