Microsoftは次世代Xboxとして「Project Helix」を公式発表し、2027年ごろに発売予定であることが予想されていますが、リーカーによるとこの新しいXboxはPCをベースとした仕様となり、価格もゲーミングPCに近い高価格になるなど、今までとは全く違う顧客層をターゲットとするようです。
次世代Xbox「Project Helix」はコンソールの便利さを再現するゲーミングPC?
MicrosoftのXbox部門に新たに就任したAsha Sharma氏は2026年3月5日に「Project Helix」と呼ばれるコードネームを明らかにし、次世代Xboxが開発中であることを表明しました。ただ、現時点では「パフォーマンスでリードし、XboxとPCのゲームをプレイできる」というコンセプト以外、具体的な情報は明らかにされていません。
しかし、今回過去にXboxのマルチプラットフォーム展開などを的中させたリーカーがこのProject Helixについて具体的な方向性などを明らかにしています。
Xbox専用開発タイトルは廃止。ほぼWindowsベースのゲーミングPC
リーカーのSneakerSO氏によると、Project Helixは従来のXboxコンソールのように独自の開発環境などを必要としない設計に変更される見通しです。搭載OSはROG Xbox Ally Xなどで導入されたWindows 11ベースのWindows Full Screen Experience(FSE)と呼ばれるゲーム向けインターフェースを使うとのことです。これにより、開発者はXbox向けに専用開発する必要はなく、Windows 11に対応することに加え、Windows Store向けのUWP(Universal Windows Platform)アプリとしてゲームを提供することになるとのことです。
また、このアプローチによりProject HelixはSteamやBattle.netなどPC向けゲームストアにもアクセスできるようになり、コンソールとPCの境界を事実上なくす方向に進むことになるとのことです。
超高価格でニッチ層向け。Xbox 360のような成功は想定せず
SneakerSO氏はProject Helixについて「かなり高価格になる」と述べており、マスマーケット向けのコンソールではなく、熱心なXboxファン向けのニッチ製品であるとしています。
特に、Project Helixに搭載されるとされるMagnus APUに関しては、Zen 6を8コアとRDNA 5アーキテクチャで構成されるCompute Unitを合計68基搭載すると言われています。バス幅は合計192-bit、メモリは最大48GBのGDDR7を搭載するとされており、ハイエンドなゲーミングPCを超えるような性能を発揮できる構成です。そのため、上述のようにかなり高価格になる可能性が非常に高く、同世代となるソニーのPlayStation 6 (PS6)に比べるとニッチな製品になることが予想されているようです。
そのため、SneakerSO氏によると、MicrosoftはProject Helixがマス層に売れることは想定していないようですが、それを前提に開発を進めているとのことです。Xbox専用開発がゲームで求められないことや、Steamなどへの対応はこのようなニッチな製品としても対応タイトルを確保することを狙っていると見られています。
MicrosoftのXbox Series X/Sは競合のNintendo SwitchやPlayStation 5 (PS5)に対して販売台数が極めて少ない状態で、既に任天堂やPlayStationなどの持つエコシステムに多くのユーザーが取り込まれてしまっています。そのため、MicrosoftとしてはNintendo Switch 2やPS5に真っ向から対抗するコンソールゲーム機を出しても勝ち目が無いため、Project Helixのように純粋なコンソールとPCの間のマーケットに向かうという選択を行ったと見られています。
なお、このProject Helixの価格は15万円から20万円程度になると見られており、コンソールゲーム機というよりはゲーミングPCに近い価格です。ただ、ゲーミングPCを自作したり、BTOを購入するよりも安価で手軽にゲームがしたいという層は一定数いるとも考えられます。このProject Helixがどのような製品と価格帯で発売されるのか、2026年3月9日より開催されるGDC 2026にて一部情報が解禁されると見られており、続報が待たれます。


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