Steamのユーザーレビューはゲームの購入判断に大きな影響を与える一方で、特定のゲームに大量の低評価レビューが集中する「レビューボミング」が繰り返されるなど、その信頼性が問題視されてきました。こうした中、Valveは最新のSteam Client Betaにおいて、レビュー投稿時にPCスペックを添付できる機能を導入しました。
Steamレビューの信頼性向上へ。Valveがスペック情報の送信機能を実装
Steamのユーザーレビューは、ゲームの品質や出来栄えを評価するための機能です。しかし、実情としてはゲーム自体の問題ではなく、ユーザーのスペック不足に起因する不具合が「低評価」としてレビューされるケースも多くあります。特にパフォーマンス要求の高いゲームでこの傾向が顕著です。そのため、Valveはレビューの参考として、またゲーム開発者へのフィードバックを兼ねて、レビュー投稿時にユーザーのPCスペックを添付する機能を追加するようです。
PCスペック添付でパフォーマンス問題の診断が容易に
Steamのベータ版であるSteam Client Betaでは、新たにゲームのストアページにレビューを投稿・更新する際にハードウェアスペックを添付できるオプションが追加されています。このスペック情報の取得方法についてはまだ明らかになっていません。ただ、手動入力の場合はスペックの過大申告などが行われる可能性が高くなるため、Steam Hardware Surveyのように自動取得するものと見られています。
なお、この機能はまだ正式投入前でさまざまな仕様は未決定です。ただし、投入されれば、特にハードウェア要求が高いゲームにおいて効果が期待できます。パフォーマンスに問題があるとするレビューに対して、ユーザーは自身と近いスペックを持つユーザーの評価を参考にできるようになります。また、開発者側にとっても、どのスペック帯でどのようなパフォーマンスの不満が生じているかを把握しやすくなります。発売後のアップデートでの対策がより的確に行えるようになるメリットがあると考えられます。
Steamのレビューでは、特に重いゲームにおいてパフォーマンスの最適化不足に起因する低評価がつけられることが多く、それがゲーム本来のパフォーマンスなのか、単にユーザーのPCが低スペックなだけなのかの切り分けが難しい状況でした。しかし、このスペック投稿機能が実装されれば、レビューの精度向上に加え、閲覧するユーザーも自身の環境に近い評価を参考にできるようになるため、実用性を大きく向上させる機能となりそうです。


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