Windows 11 KB5074109は2026年初の月例アップデートですが、PCが起動できなくなるなど深刻な不具合が多発しており、品質面で問題を抱えています。そして今回、NVIDIA製GPUを搭載した環境でゲームプレイ中にブラックアウトが発生するなど、新たな不具合が明らかになりました。
Windows 11 KB5074109適用後にNVIDIA環境でゲーミング不具合が多発
KB5074109は2026年1月に配信されたセキュリティ修正を含む定例アップデートで、Windows 11のビルド番号は26200.7623または26100.7623となります。このアップデートは本来、セキュリティ修正のみの「軽微な」アップデートとされていましたが、適用後にBSoDやPCの起動が不可能になるなど深刻な不具合が多発しています。
そして新たに、NVIDIA製グラフィックスカードを搭載する環境において、ゲームプレイ中にブラックアウトする不具合やフレームレート低下などパフォーマンスの問題が発生していることが明らかになりました。
ゲーム中の描写不良や黒画面、フレームレート低下が発生
NVIDIAの公式フォーラムやMicrosoftのFeedback Hubに寄せられた報告によると、KB5074109適用後にForza Horizon 5などのゲームでマップ上に影のアーティファクト(四角形のグラフィック乱れ)が表示されるといった不具合のほか、ゲーム起動前やプレイ中の黒画面が発生し、プレイできないという報告が寄せられています。
また、パフォーマンス面ではさまざまなゲームでフレームレートが10〜20fps低下する、1% Lowが顕著に悪化するなどカクつきが目立つようになったという報告も挙げられています。
この一連の不具合は、NVIDIAがKB5074109と同時期にリリースしたGeForce Game Readyドライバー591.74や591.86が原因と疑われていました。しかし、多くのユーザーがKB5074109をアンインストールすると問題が解消することから、Windows Update側に原因があることが判明しています。

実際に、NVIDIAのエンジニアであるManuel氏はNVIDIA公式掲示板においてこの問題を認識しており、調査中であることを明らかにしました。同氏は「Windows Updateが原因であっても、我々は調査を行っている。現時点でこの問題を解決する唯一の方法は、KB5074109をアンインストールすることのようだ」と述べており、KB5074109に何らかの問題があることを示唆しています。
なお、このKB5074109はセキュリティ対策も含まれたアップデートであるため、不具合がない場合はアンインストールすることは推奨されていません。ただし、個人向けのPCでリスクの高い環境で運用していない場合は、一時的にアンインストールし、対策されたアップデートが配信されるまで待つのも一つの選択肢です。
Windows 11向けのKB5074109は配信されてからさまざまな不具合が確認されており、完成度はかなり低い状況です。配信からまもなく1か月が経過しますが、このように新たな不具合が確認され続けています。そのため、もしまだアップデートを適用していないユーザーは、一旦導入を見送ってもよいかもしれません。
なお、2026年2月13日には2月度の月例アップデートが配信される予定です。1月のアップデートの不具合対策が完了していない状態で2月のアップデートも配信されるため、再び不具合を抱えた状態でリリースされないか懸念されます。



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