Windows 11は長らくWindows 10に対し、セキュリティ強化や追加機能の影響でゲーミング性能が劣ると指摘されてきました。しかし、2025年に配信されたWindows 11 25H2にて、この問題がついに解消。Windows 10と同等以上の性能を発揮できることが明らかになりました。
批判されていたWindows 11のゲーミング性能問題が改善
Windows 11はリリース当初からWindows 10と比較して、特にゲーミング時のパフォーマンス低下が顕著に見られていました。

また、Windows 11で行われる年に一度の大型アップデートでもアップデートの度に性能低下が指摘されている状態で、2024年に配信されたWindows 11 24H2では先代の23H2に対して一部タイトルでは平均FPSが10%下がる状態と最新化することで性能が犠牲になっていることが明らかになっています。
しかし、Microsoftが2025年秋にリリースしたWindows 11 25H2では、これらの問題が改善されているようです。Hardware Unboxedが実施したベンチマークによると、25H2は24H2に対してゲーミング性能が向上し、Windows 10を上回るパフォーマンスを発揮できるようになっています。
Windows 10との比較では最大5%の性能向上を記録
Hardware UnboxedではRyzen 7 9800X3DとGeForce RTX 5090を組み合わせたPCにて、Windows 10とWindows 11 25H2の比較テストが行われました。テストタイトルは「Battlefield 6」「Spider-Man 2」「Cyberpunk 2077: Phantom Liberty」「Mafia: The Old Country」など、新旧のAAAタイトル計14本です。

結果として、Windows 10に対してWindows 11 25H2は、1080p解像度で平均1.2%、より高負荷となる1440p/4K解像度では平均5%の性能向上を記録しました。
Windows 11は23H2の時点でWindows 10に比べて性能が低下しており、24H2ではさらに悪化していました。今回Windows 10を上回る性能を獲得したということで、特に24H2から25H2にアップデートした場合には、かなり大幅な性能向上を体感できるといえそうです。
Microsoftは2025年12月にWindows 11のゲーミング性能向上を宣言

Microsoftは2025年12月頃、ゲーミング性能やUI体験を積極的に改善することを表明しました。具体的には「バックグラウンドワークロード管理」「電源およびスケジューリングの改善」「グラフィックススタックの最適化」「ドライバーの更新」という4つの柱で改善を進めるとしています。
今回のWindows 11 25H2にこれらの改善が含まれているかは公式発表がないものの、実際に性能が向上していることから何かしらの改善を施したのは確かといえそうです。

Windows 11は直近でPCが起動できなくなる不具合が発生するなど、品質面での懸念はあります。しかし、改善に向けた取り組みも着実に進んでいるようです。ゲーミング性能を重視するユーザーは、Windows 11 25H2へのアップグレードを検討してもよいでしょう。また、現在もWindows 10を使用しているユーザーも、PCが対応しているのであれば、これを機にWindows 11 25H2への移行を検討する良いタイミングといえます。
MicrosoftがWindows 11のゲーミング性能向上に注力することを表明していましたが、今回の25H2で何が変更されたのかは不明です。ただ、まだまだ性能を引き上げる余地が残されていることは確かでしょう。
Microsoftが2025年12月に発表した4つの柱の改善が実施されれば、さらなる性能向上も期待できます。Windows 11を大きく上回るゲーミング性能を持つLinuxベースのSteam OSにも対抗できるようになることが望まれます。
ただし、パフォーマンス向上も重要ですが、まずは致命的な不具合が発生しないようにしてほしいところです。



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