Intel広報が「Strix Halo対抗製品の計画なし」と明言。Nova Lake-AXはお蔵入り?

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Intelが2026年1月26日に正式発売したPanther Lakeは、内蔵GPU性能の大幅向上が明らかになっています。AMDのStrix Haloに対抗した大型内蔵GPUを搭載した製品投入も期待されていますが、Intelの広報担当であるTom Petersen氏は、同社がこのような製品を投入する計画はないことを明らかにしました。

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IntelはStrix Haloクラスの内蔵GPUは投入せず

Intelが最近リリースしたPanther LakeはXe3アーキテクチャーで構成されるGPUコアを12基搭載しています。これにより、AMDのRyzen AI 300シリーズに内蔵されるRadeon 890Mを2倍近く上回り、ディスクリートGPUのGeForce RTX 4050にも迫る性能を見せるなど、非常に高いグラフィックス性能を発揮することが明らかになっています。

ただ、その一方で、このPanther Lakeはあくまでメインストリーム向け製品です。AMDのRyzen AI 300シリーズには対抗できるものの、上位モデルとして投入されているRyzen AI Max+ 395など高性能な内蔵GPUを搭載したStrix Haloに対抗する製品は用意されていません。

そのため、Intelからもこのような高性能内蔵GPUを備えた製品の投入が噂され、期待されている状況です。しかし、Intel広報担当のTom Petersen氏がPanther Lakeに関連して、このような高性能GPUを備えたCPUについては投入予定がないことを明らかにしました。

ノートPC向けは効率重視。高性能GPUはディスクリートの方が効率的

Club386のインタビューでTom Petersen氏に対して、Strix Haloに対抗する高性能GPUを備えたCPUの開発について質問をしており、以下のように回答を得ています。

Intelはこのような内蔵GPUを開発するとは思っていない。そのようなセグメントがあるとすれば、基本的にディスクリートGPUの領域だ。サードパーティが提供する小型ディスクリートGPUの方が適していると思う

Intel Tom Petersen via Club386

Tom Petersen氏は明確に否定はしていないものの、基本的なスタンスとしてIntelは高性能GPUにはディスクリートGPUの方が最適という考えを持っているようです。

IntelとAMDの現行最上位製品の相対的な性能を見れば、我々が主にゲーミング向けの内蔵グラフィックス性能に注力していることは明らかだ

Intel Tom Petersen via Club386

また、Intelは内蔵GPUについて効率に加えゲーミングを重視した構成としています。一方、AMDのStrix Haloなどはゲーミング向けというよりはワークステーション向けとして訴求しており、両社の内蔵GPU戦略には明確な違いがあることを示しています。

Nova Lake-AXは投入されない可能性大

IntelはStrix HaloなどAMDの高性能GPU搭載APUに対抗するため、Nova Lake-AXと呼ばれる製品を開発していることが過去にリークで明らかにされています。

同製品はXe3Pアーキテクチャーで構成される内蔵GPUを合計24基搭載し、256-bitのバス幅でLPDDR5X-10667 GT/sで構成される仕様になっています。GPUコア数でいえばArc B580をも超え、GeForce RTX 5060にも迫るような性能が期待できる製品です。

しかし、このNova Lake-AXについてはスペックなどのリークは出ているものの、リーカー自身も当初から発売にこぎ付けられるかは疑問視しています。Tom Petersen氏のインタビュー内容をそのまま受け取るとすると、この製品自体はお蔵入りとなった可能性がありそうです。

コメント・考察

IntelのPanther Lakeの性能はかなり高く、より高性能なXe3P GPUを備えつつもコア数も増やしたNova Lake-AXはAMDのStrix HaloやMedusa Haloに対抗するとともに、ディスクリートGPU市場もかき乱す存在として期待されていました。

ただ、このような高性能GPUを備えた製品は価格帯が非常に高価です。ディスクリートGPUを備えたノートPCに対して価格優位性がほとんどなく、ゲーミング向けとしての需要はあまりありません。小型ワークステーション向けとしてニッチな需要しかないのが現状です。

そのため、Intelとしてはこのような製品に注力するよりは、よりシェアを取れるメインストリーム向け製品に注力するのは自然といえます。ただし、今後Intelの台所事情にも余裕が出てくれば、このような挑戦的な製品も登場する可能性はあるでしょう。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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