AMDは2026年中にZen 6アーキテクチャを搭載するRyzenシリーズを発売するといわれていますが、リーカーから通常版Zen 6ならびに3D V-Cacheを搭載するZen 6 X3Dの大まかな発売時期に関する情報が登場しました。
Zen 6シリーズの発売時期は2026年秋
AMDは2026年中にZen 6アーキテクチャを搭載するデスクトップ向けRyzenを発売するといわれていますが、その発売時期に関しては情報があまり出ていませんでした。しかし今回、AMD関連で確度の高いリーカーから、おおよその発売時期に関するリーク情報が登場しました。
通常版Zen 6は2026年9月から10月の間。3D V-Cache版は2027年1月のCESで正式発表

AMDのZen 6アーキテクチャを搭載する通常版Zen 6と、3D V-Cacheを搭載するZen 6 X3Dの2種類がコンシューマー向けに投入される予定です。リーカーのKepler_L2氏によると、通常版Zen 6は2026年9月から10月頃に発売される計画で進められているとのことです。

また、3D V-Cacheを搭載するZen 6 X3Dも現行世代と同様に後から登場するようです。その発表時期は2027年1月開催のCES 2027が予定されており、2027年1月から3月の間に発売される可能性が高いことも明らかにされています。
コア数は最大24コア。3D V-CacheはCCDあたり144MBのL3キャッシュを搭載
Zen 6世代のRyzenはアーキテクチャの刷新による性能向上に加え、長年8コアに留まっていたCCDあたりのコア数が12コアへ増やされる計画です。
そのため、CCDを1基搭載するRyzen 7シリーズでは最大8コアから最大12コアに、2基搭載するRyzen 9シリーズでは最大16コアから最大24コアに増強されます。ゲーミング性能の向上に加え、動画エンコードやレンダリングなどクリエイティブ用途でも大幅な性能向上が期待されています。
また、3D V-Cacheも容量が拡大される見通しです。3D V-Cacheスタックは現行の64MBから96MBに増加します。そのため、Ryzen 7 9850X3Dの後継となる製品ではL3キャッシュだけで96MBから144MBに拡大されます。さらに、3D V-Cacheダイを2基搭載するRyzen 9 9950X3D2の後継製品では192MBから288MBへとキャッシュ容量が飛躍的に増加する予定です。これにより、ゲーミング性能の底上げに加え、Intelが3D V-Cacheに対抗して投入するbLLC(big Last Level Cache)への備えになると見られています。
AMDのZen 6搭載Ryzenは2026年中に発売される計画ですが、例年通り通常版が秋に発売され、3D V-Cache版が翌年初めに発売されるという従来通りのスケジュールになるようです。
なお、Zen 6のデスクトップ向けRyzenはサーバー向けEPYCと同じTSMC 2nm(N2P)を用いて製造される予定です。しかし、データセンター建設ラッシュにより最新EPYCの需要も高まることが予想されています。そのため、仮にZen 6世代のRyzenがスケジュール通り発売されたとしても、供給量が極めて少なかったり、価格が大きく跳ね上がったりする懸念があります。年内発売ということで、今後の動向に注目が集まります。



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