AMDは2026年1月29日にRyzen 7 9850X3Dを発売すると見られていますが、一足先にレビュー用サンプルを入手したユーザーが同CPUのOCに挑戦し、簡易的に到達できるOCでの動作クロックを明らかにしています。
Ryzen 7 9850X3Dの大まかなOC耐性は判明。
AMDは2026年1月29日に現在販売中のRyzen 7 9800X3Dに対して、ゲーミング性能をより向上させたRyzen 7 9850X3Dを発売します。
| スペック | Ryzen 7 9850X3D | Ryzen 7 9800X3D | Ryzen 7 7800X3D |
|---|---|---|---|
| コア/スレッド | 8/16 | 8/16 | 8/16 |
| アーキテクチャ | Zen 5 | Zen 5 | Zen 4 |
| ベースクロック | 未公表 | 4.7 GHz | 4.2 GHz |
| ブーストクロック | 最大5.6 GHz | 最大5.2 GHz | 最大5.0 GHz |
| 総キャッシュ | 104 MB | 104 MB | 104 MB |
| TDP | 120W | 120W | 120W |
このRyzen 7 9850X3Dの主な仕様はRyzen 7 9800X3Dを踏襲していますが、より高性能なチップの選別やマイクロコードの改良などを通じてブースト時の動作クロックが5.2 GHzから最大5.6 GHzに引き上げられています。これによりゲーミング性能はRyzen 7 9800X3Dに対して平均7%ほど向上することが明らかにされています。
今回はそんなRyzen 7 9850X3Dのレビュー用サンプルを入手したユーザーがオーバークロックに挑戦し、その結果を明らかにしています。
Ryzen 7 9850X3Dを全コア5.75 GHz動作を達成

Overclock forumsのユーザー「OC_Beer」氏が、GIGABYTE X870 AORUS Tachyon ICEマザーボードを使用してRyzen 7 9850X3Dのオーバークロックを実施した結果、全コアで最大5.75 GHzでの動作を達成しています。細かなオーバークロック条件は明らかにされていませんが、少なくとも水冷クーラーを用いてこの結果を達成していると考えられます。
先代のRyzen 7 9800X3Dでは全コアで最大5.5 GHz前後が一般的でしたが、発売前の短い期間で5.75 GHzまで到達していることから、より細かくチューニングを施せば6.0 GHzに到達できる可能性もありそうです。
Ryzen 7 9850X3Dでは定格でのブーストクロックが引き上げられていますが、全コア6.0 GHzに迫るオーバークロックは性能向上の余地が小さい一方で、動作の不安定化など一般的なユースケースではあまり役に立たないことの方が多いです。
ただ、オーバークロック耐性が高いということは、安定性と性能が両立しやすいPBO2(Precision Boost Overdrive 2)などでは高い動作クロックの維持が可能といえます。とにかく高いゲーミング性能を安定的に出したいユーザーにとっては、Ryzen 7 9850X3Dは魅力的な選択肢となるかもしれません。



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