Intel Arc B770はCES 2026で発表されずも最新ドライバーで存在確認。発売準備は進行中?

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Intelは2024年に初登場となったBattlemageアーキテクチャの最上位モデルであるArc B770をCES 2026で正式発表することが予想されていましたが、結果的には未発表でした。しかし、なぜか直近登場したIntel Arc向けグラフィックスドライバーにて、Arc B770に搭載される「BMG-G31 GPU」の情報が含まれていることが明らかになりました。

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未発表のIntel Arc Battlemage最上位モデル「Arc B770」

IntelはCES 2026でBattlemageアーキテクチャを搭載し、NVIDIAのGeForce RTX 5060 TiやAMDのRadeon RX 9060 XTに対抗できる性能を持つBMG-G31 GPUの準備を進めていることが明らかにされており、同GPUを搭載するArc B770の正式発表がCES 2026で行われることが期待されていました。

しかし、基調講演ではIntel Panther Lakeの発表のみで、そのあとのプレスリリースでもArc B770の発表はされませんでした。ただ、直近でリリースされたIntel Arc向けグラフィックスドライバーにて、Arc B770に搭載予定といわれているBMG-G31関連のファームウェアアップデートファイルが含まれていることが明らかになりました。

ドライバーにArc B770搭載BMG-G31のファイルが含まれていることが判明

CES 2026にて、あるユーザーが展示されていたIntel Panther Lake搭載のHP製ノートPCのドライバーバージョンを確認しました。そのあとそのドライバーがネットなどに出ていないか確認したところ、既にダウンロードが可能であることが判明。それらのファイルを解析した結果、ファームウェアフォルダ内でBMG-G31に関する情報が含まれたファイルが入っていることを明らかにしています。

そのため、このドライバーを適用すればArc B770などまだ未発表の新しいGPUを搭載したグラフィックスカードが、既に使用可能な状態になっているようです。

CES 2026で発表されなかった理由はPanther Lake主役のため? 一方でメモリ価格などの問題も?

IntelのBMG-G31搭載グラフィックスカードについては、Intel公式のVTune ProfilerソフトウェアでもBMG-G31のサポートが明記されたり、SNSにArc B770に関する記載が行われて削除されるなど、発売が近いことを示唆する動きが活発化していました。

しかし、CES 2026では一切触れられず、いまだに発表の気配だけが漂う状況となっています。この理由については明確になっていませんが、CES 2026ではIntel Panther Lakeの発表に集中させたかったと見られています。同じアーキテクチャを搭載するエントリー向けのWildcat Lakeはプレスリリースのみで済まされるなど、Panther Lakeに話題を集中させたかった意図があるようです。そのため、仮にこのような意図でArc B770の正式発表を遅らせている場合、Intel Panther Lakeが発売される2026年1月27日からまもなく正式発表される可能性があるといえそうです。

ただ、もう一つの可能性として挙げられるのが、直前で発売が見送られたという点です。特にメモリ価格が高騰する環境下において、BMG-G31は256-bitのバス幅で、合計16GBのGDDR6またはGDDR6Xを搭載するといわれています。そのため、仮に発売しても価格がNVIDIAやAMDに対抗できるだけのコストパフォーマンスを実現できないと判断し、発売を直前に見送った可能性も考えられます。

どちらにせよ、もしIntelが正式発表をするのであれば2026年上半期中になると考えられますが、顕在化しているグラフィックスカード不足の救世主となるのか、メモリ不足に飲まれてお蔵入りとなってしまうのか、今後の動向に注目が集まります。

コメント・考察

IntelのArc B770は性能的にはNVIDIAのRTX 5060 TiやRTX 5070の間に位置すると噂されるなど、比較的高い性能が期待できます。特に、この2モデルの中でRTX 5060 Ti 16GBは、ここ最近のグラフィックスカード不足で入手が困難なモデルになっています。そのため、16GBのメモリを搭載するArc B770はその代替としてある程度の販売が期待できる製品といえます。

また、特にIntelはPanther LakeでGPU性能が見直されている傾向にあるため、価格が抑えられればコストパフォーマンスの面で評価を得られるなど、イメージ向上にもつながる製品といえます。近いうちに何かしらの発表が行われることを祈るばかりです。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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