NVIDIAは高騰するグラフィックカードへの対抗策としてGeForce RTX 3060の生産を再開すると噂されていますが、再生産されるモデルのVRAM容量に加え、AIB(Add-in Boardパートナー)に課せられる制約も明らかになりました。
生産が再開されるGeForce RTX 3060の詳細情報が判明
NVIDIAのGeForce RTX 3060は2021年2月26日に発売されたミドルレンジ向けグラフィックスカードで、2024年に生産が終了していました。しかし、昨今のメモリ不足やグラフィックスカードの価格高騰を受けて、NVIDIAはAIBに対する支援策としてRTX 3060の生産を2026年第1四半期中に再開することがリークで明らかになっています。
ただし、このリークではRTX 3060のうち8GBモデルなのか12GBモデルなのかといった詳細は不明でした。今回新たに、再生産されるモデルの仕様やAIBに課せられる条件が判明しました。
GeForce RTX 3060の8GB版の生産が2026年1月末に再開へ。ただし、数量は少なくメモリもAIBが調達する必要あり

博板堂がリークした情報によると、数日前に浮上したGeForce RTX 3060の生産再開の話は既にAIBへ正式に通達されており、2026年1月下旬にもAIBへの供給が開始される予定です。ただし、供給される数量は限られており、潤沢な供給にはならない見通しです。
また、AIBにとってハードルとなるのがメモリの調達です。従来、NVIDIAはGPUダイと対応するメモリをセットでAIBに供給していましたが、今回生産が再開されるRTX 3060はGPUダイのみの提供となります。そのため、AIBは自ら対応するGDDR6メモリを調達する必要があります。
価格設定については、NVIDIAが供給するGPUダイの価格は従来と変わらないとのことです。しかし、GDDR6の調達コストが加わることから、RTX 3060で見られていた約3.5万円という販売価格を上回ることは確実で、実売価格は4万円前後になると見込まれます。
GeForce RTX 3060の生産再開の理由がメモリ不足や価格高騰であることを考えると、12GBモデルではなく8GBモデルが選ばれたのは残念ですが、納得のいく判断といえます。
ただし、NVIDIAからGPUダイのみが供給され、メモリが付属しないとなると、ASUSやGIGABYTE、MSIなど大手AIBは在庫や調達力で対応できるかもしれませんが、小規模なAIBにとってはかなり高価になるか、製造自体が困難になる可能性があります。
なお、NVIDIAがAIBに対してGDDR6/7などのメモリ供給を取りやめる動きが過去にも報じられていました。この方針がRTX 3060のみに留まるのか、2026年2月から値上げすると言われているRTX 5000シリーズなどにも適用されるのかも注目されます。



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