Windows 11のエクスプローラーの検索機能が改善。メモリ使用量を削減へ

  • URLをコピーしました!

Microsoftは、Windows 11のファイルエクスプローラーにおける検索パフォーマンスの改善を進めており、ファイル検索時のメモリ使用量を削減する新機能のテストを開始しました。この改善により、検索時のシステムリソース消費が軽減されることが期待されています。

目次

ファイルインデックスが発生する不具合

Windows 11のエクスプローラーに搭載されている検索機能は、独自のインデックスエンジンを持っておらず、OS標準の「Windows Search Indexer」の上に構築されています。このIndexerは通常、効率的に動作するよう設計されていますが、特定の状況下では同一のファイルやフォルダを複数回スキャン・処理してしまう「重複インデックス処理」が発生することがありました。

この問題により、ファイル検索時にディスクI/OやCPU使用率が不必要に高くなり、結果としてメモリ使用量も増加する原因となっていました。Microsoftはこの問題の修正に取り組んでいることを明らかにしています。

検索高速化とメモリ使用量を削減

Made some improvements to File Explorer search performance by eliminating duplicate file indexing operations, which should result in faster searches and reduced system resource usage during file operations.

Microsoft

Microsoftによると、Windows 11の検索インデックスでは冒頭で述べた通り重複インデックス処理が発生していましたが、この問題を解決することでエクスプローラーでの検索パフォーマンスが大きく向上するとのことです。また、メモリやSSDへのI/O負荷も削減されるため、システム全体のパフォーマンス向上につながる変更となっています。

なお、この改善はWindows Insider向けのBuild 26220.7523以降でテストが開始されています。テストが順調に進めば、2025年2月のパッチチューズデーなど定例アップデートで一般公開される見込みです。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

コメント

コメントする


目次