IntelがWildcat Lake Refreshを計画中。6コアから8コアへ性能を強化

Intelは2026年前半に投入するPanther Lakeのエントリー向けモデルとして「Wildcat Lake」と呼ばれるCPUの投入を予定していますが、そのリフレッシュモデルにあたるWildcat Lake Refreshと呼ばれる新モデルに関するリーク情報が登場しました。

IntelがWildcat Lake Refreshを投入予定。Intel N100の後継？

Wildcat Lakeは、Panther Lake（Core Ultra Series 3）と同時期に登場するエントリー向けCPUで、Cougar Cove P-CoreとDarkmont E-Core、そしてXe3 iGPUを組み合わせたアーキテクチャーを採用すると言われています。

同モデルは2P+0E+4LPEの合計6コア構成で、性能よりも省電力性能を重視した設計となっています。長らく後継が登場していないIntel N100やN350に代わり、Chromebookなど安価なノートPCへの搭載を想定した仕様です。

そんなWildcat Lakeですが、リーカーのJaykhin氏によるとIntelはWildcat Lake Refreshをすでに計画しているようで、P-Coreが倍増するなど大幅なスペックアップを予定しているとのことです。

Wildcat Lake RefreshはP-Coreが2コア増。4P+0E+4LPEに強化

Wildcat Lake Refresh will contain both 2+0+4 and 4+0+4 WCL configurations.

Wildcat Lake only contains 2+0+4.

— Jaykihn (@jaykihn0) December 1, 2025

Wildcat LakeはIntel N100やIntel N350などエントリー向けCPUになるため、2P+0E+4LPEという控えめな仕様で登場予定です。メモリーもシングルチャンネルのみ対応するなど、コストを抑えることを優先した設計になっています。

しかし、Jaykihn氏によるとWildcat Lake RefreshではP-Coreを2コア増やした4P+0E+4LPE構成へ大幅な強化が予定されているとのことです。

なお、Jaykihn氏によるとWildcat LakeはRefreshを含めてPanther Lakeと同じチップレット構造が採用されるとのことで、基本設計はPanther Lakeを踏襲するようです。

Wildcat LakeはちょうどいいCPU？

Wildcat Lakeはエントリー向けCPUではありますが、搭載されるアーキテクチャーはPanther Lakeと同じです。また、Intel N100/N300とは異なりP-Coreを搭載した構成に変更されています。これによりエントリー向けではあるものの性能は大きく向上すると考えられ、エントリー向けのChromebookやWindowsノートPC、ミニPCなどで大幅な性能向上が期待できます。

なお、価格については最新CPUをベースにしているため、現行のIntel N100/N300ほど安価で供給されないと考えられます。しかし、少なくともPanther Lakeよりは安価になると見られ、安価なRaptor Lakeなどに人気が集中する現状を変えることができるかもしれない期待のCPUとなっています。

関連商品

玄人志向 AMD Radeon RX 9070 XT 16GB トリプルファン 【国内正規品】

玄人志向

¥92,800 (2025/12/04 00:43:11時点 Amazon調べ-詳細)

• Amazon
• 楽天市場
• Yahooショッピング