AMDは2026年1月頃に3D V-Cacheを搭載した新製品を複数発売するとのリーク情報が出ていましたが、この中で最高のゲーミング性能を誇るRyzen 7 9800X3Dの上位モデルとなるRyzen 7 9850X3Dの存在がAMD公式サイトに掲載されました。
AMDのサポートにRyzen 7 9850X3Dのページが登場。発売は確実に
AMDの新製品をめぐっては、2025年10月終わり頃に2基の3D V-Cacheを搭載したRyzen 9 9950X3D2と、現行のRyzen 7 9800X3Dの性能強化版に位置付けられるRyzen 7 9850X3Dについてリーク情報が登場していました。

これら2モデルは2026年1月に開催されるCES 2026で正式発表され、その後3月頃までに発売されることが予想されていました。しかし、正式発表を前にしてAMDの公式サポートサイトに「Ryzen 7 9850X3D」のページが作成されていることが明らかになりました。
モデル名はRyzen 7 9850X3Dで確定。動作クロックが大幅向上?
AMDのドライバーや仕様情報をまとめたサポートページには、「AMD Ryzen 7 9850X3D Drivers and Downloads」というページがすでに作成されていることが発見されました。これにより、リークで出ていたRyzen 7 9850X3Dというモデル名が確定したといえます。

ただし、このサポートページは誤掲載と見られており、ドライバーや仕様情報などは一切記載されていない状態になっています。
| スペック | Ryzen 7 9850X3D(予想) | Ryzen 7 9800X3D |
|---|---|---|
| コア/スレッド | 8コア / 16スレッド | 8コア / 16スレッド |
| アーキテクチャ | Zen 5 | Zen 5 |
| L3キャッシュ | 96MB(3D V-Cache) | 96MB(3D V-Cache) |
| ブーストクロック | 5.6GHz | 5.2GHz |
| TDP | 120W | 120W |
Ryzen 7 9850X3Dの正式仕様は不明ですが、過去のリークでは現行のRyzen 7 9800X3Dをベースに動作クロックを大きく引き上げることが予想されています。ブーストクロックは5.2GHzから5.6GHzへ引き上げられるとの見方が有力です。
動作クロックの向上により、特にシングルスレッド性能が重要視されやすいゲームではさらなる性能向上が見込まれます。2026年末に登場予定のAMD Zen 6世代やIntel Nova Lake-S世代CPUが登場するまで、Ryzen 7 9850X3Dがゲーミング性能においてトップに君臨することは確実といえそうです。
正式発表はCES 2026
今回AMD公式サイトで明らかになったRyzen 7 9850X3Dや、登場が噂されているRyzen 9 9950X3D2は、いずれも2026年1月開催のCES 2026で正式発表が予定されているといわれています。また、実際の発売は例年通りであれば2026年第1四半期、つまり2026年3月末までになることが予想されます。
Ryzen 7 9850X3Dは現行のRyzen 7 9800X3Dの上位モデルという位置づけで発売されると見られています。最近のAmazonブラックフライデーセールでRyzen 7 9800X3Dが最安値6.5万円で販売されていたことを考えると、Ryzen 7 9850X3D発売に向けた在庫処分や価格帯の調整を踏まえた動きだったのかもしれません。
なお、Ryzen 7 9850X3Dは動作クロックが大きく向上しているため、Ryzen 7 9800X3Dより5〜10%ほどの性能向上が見込まれます。最高のゲーミング性能を追求したい場合には最適なCPUになる可能性があります。
ただし、懸念点としてDDR5などメモリー価格が大きく高騰しており、新たにPCを組む場合のハードルがかなり上がっています。そのため販売面に大きな懸念がありますが、AMDがこの状況を無視して販売を断行するのか、マザーボードメーカーと協力して何らかの施策を打ち出すのかなど、今後の動向が気になるところです。



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