GeForce RTX 5000 SUPERシリーズは発売中止? 3GB GDDR7の供給不足が原因

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NVIDIAは2026年頃にVRAM容量を1.5倍に拡大したGeForce RTX 5000 SUPERシリーズの発売を計画しています。しかし、ここ最近顕在化しているGDDR7などのDRAM不足が原因で、発売が中止される可能性が浮上してきました。

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GeForce RTX 5000 SUPERシリーズがDRAM不足の影響で発売中止の危機

NVIDIAはGeForce RTX 5000シリーズの上位モデルであるRTX 5080やRTX 5070 Ti、RTX 5070に対して、GDDR7を2GBモジュールから3GBモジュールに変更し、動作クロックも引き上げたGeForce RTX 5000 SUPERシリーズの発売を計画していることが明らかになっていました。

特にこのモデルは、VRAM容量が求められるゲームが増えていることや、2027年以降に発売されるGeForce RTX 6000シリーズ登場までのリフレッシュモデルとして期待されていました。

しかし、ここ最近のAIブームにより顕在化したGDDR7などのDRAM供給不足と価格高騰の影響を受け、NVIDIAはGeForce RTX 5000 SUPERシリーズの発売計画を取りやめる方向で調整していることが、韓国のUNIKO's Hardwareにより報じられています。

3GBのGDDR7はAI向け製品に優先供給へ

UNIKO's Hardwareによると、NVIDIAがGeForce RTX 5000 SUPERシリーズの発売中止を検討している理由は、3GB GDDR7の供給不足です。NVIDIAは、より高単価で高収益なRTX PRO 6000 BlackwellなどAI用途のエンタープライズ向け製品への供給を最優先とする判断を下したと見られています。

また、販売面でも現行のRTX 5000シリーズは比較的好調を維持しています。AMDのRadeon RX 9070 XTなど競合製品がある中でも、NVIDIAの想定する販売台数は維持できていると言われています。

実際に、DRAM不足が顕在化する前から、現行モデルの販売好調を背景にRTX 5000 SUPERシリーズの発売時期が後ろ倒しされたことが報じられていたため、NVIDIAとしては同グラフィックカードの投入優先順位は低かったと見られています。

ただし、現時点でこのリーク情報のソースは1件のみです。また、NVIDIAは商品開発を進め、いつでも発売できる体制を整えることが多いため、急遽発売される可能性も否定できません。しかし、DRAM不足が顕在化している中で発売した場合、価格が非常に高くなることは確実です。仮に登場したとしても、RTX 6000シリーズの発売が迫る2026年中頃や終わり頃となる可能性があるため、現状の市況ではあまり期待しない方が良さそうです。

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Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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