2025年10月11日からBattlefield 6 (BF6)が発売されますが、このBF6で各GPUを用いたベンチマーク結果が登場しましたが、近年では珍しく発売日時点で様々なGPUで高い性能を発揮できるように最適化が施されたゲームであることが明らかになりました。
Battlefield 6で各GPUのベンチマーク結果が登場。旧世代GPUでも快適にプレイ可能?
BF6は2025年10月11日に発売される予定で、オープンベータのマルチプレイは比較的高い評価を得るなどBFシリーズ復活を背負った期待作になっています。そんなBF6ですが、発売前にHardware Unboxedが43モデルのGPUを用いて、BF6がどれだけの性能を発揮できるのかそのベンチマーク結果を明らかにしました。
画質設定:最高画質でも最低画質でも大きく変わらず?
BF6の推奨スペックはGeForce RTX 3060 TiまたはRadeon RX 6700 XT、Arc B580以上を必要とし、4Kでの最高画質を快適にプレイするにはGeForce RTX 5080を必要とするなどスペックは比較的高めに設定されています。



ただ、実際の画質を見ると、最高画質設定である「Overkill」に対して「High」との差はかなり小さく、最低画質である「Low」に設定してもテクスチャーや影の品質が下がる以外に明確な画質差はないようです。

特にOverkillとLowを直接比較してもあまり大きな差は見られずHardware UnboxedでもOverkillをわざわざ使う理由を正当化することが出来ないとまで言われています。特に、OverkillからLowにするとフレームレートが70%向上することからLowに設定してプレイしても特に問題はないと言えそうです。
ベンチマーク結果(1080p):エントリーGPUでも60fps達成可



ベンチマークはすべてOverkillプリセットで行われているのですが、1080pではGeForce RTX 4070 SUPERまでは120fps程度を出すことができます。60fpsはRTX 4060クラスでも出せるはずが、OverkillではVRAM容量をかなり喰ってしまうため8GB以下のVRAMしか持たないGPUはパフォーマンスが50fps以下で頭打ちになっています。

ただ、この点はテクスチャー解像度などを下げれば改善可能と見られており、HighプリセットではRadeon RX 6600でも60fpsを超えるなど数年前のミドルレンジGPUでも通用するようです。
ベンチマーク結果(1440p):最高画質には12GB以上のVRAMが必須。高画質設定ならRTX 3070クラスでも快適



1440pのOverkillプリセットからは若干重めになるようで、120fps以上での動作にはGeForce RTX 5080以上が必要で、60fps以上にはRTX 4060 Ti以上かつ16GB以上のVRAMが必要になるようです。特に、VRAMでパフォーマンス制限を受ける傾向は強く、RTX 4060 Ti 16GBで57fps程度であったにも関わらず、RTX 5060 Ti 8GBだと45fpsに落ちています。

ただ、こちらも設定を1段下げるだけでパフォーマンスが大きく改善し、RTX 3060 Ti 8GBでも66fps、RTX 3060で52fpsとプレイするには十分なパフォーマンスが発揮できます。
ベンチマーク結果(4K):RTX 5090でも最高画質に120fpsには達成できず


4K解像度になると流石に負荷は高くなるようで、OverkillプリセットだとGeForce RTX 5090でも115fpsとなっています。また、RTX 5070 TiやRTX 4080がギリギリ60fpsを超えられるパフォーマンスです。
HighプリセットではRTX 5090は143fpsに達するものの、RTX 4090は106fpsと120fps以上を4Kでプレイしたい場合はRTX 5090が必須となります。ただ、60fps以上を目指すのであればRTX 4070 SUPERでも達成できるようです。
近年稀に見る最適化が進められたゲーム
ここ最近発売される新作ゲームの多くはGeForce RTX 5090など最高性能のグラフィックスカードでも最高画質では60fpsにすら到達できない事例がありました。しかし、BF6に関してはレイトレーシングに非対応とする中で画質は比較的よく、さらに最適化もかなり施していると見られ、比較的古めのグラフィックスカードでも快適にプレイできます。
そのため、多くのプレイヤーが楽しむことができるゲームになっていると言えますので、RTX 3060など一昔前のミドルレンジ向けGPUを持っていてもあまり心配する必要は無さそうです。
コメント