AMDのRyzen 7 7800X3Dは2023年に登場していますが、ゲーミング性能は未だにトップクラスに位置するCPUです。そんなRyzen 7 7800X3Dですが、現在Amazonにて5.6万円とかなり安く販売されています。
Ryzen 7 7800X3Dの正規代理店品がAmazonで56,364円で販売中
Ryzen 7 7800X3DはAMDが2023年4月に発売したCPUで、Zen 4アーキテクチャに3D V-Cacheを搭載したゲーミング向けのCPUになっています。
性能は後継でZen 5アーキテクチャを備えるRyzen 7 9800X3Dには劣るものの、ゲーミング性能では5~10%程度劣るレベルです。CPU全体で見るとCore i9-14900Kと肩を並べるなど、ゲーミングに特化したPCを組みたい場合には未だに魅力的なCPUとなっています。

そんなRyzen 7 7800X3Dですが、Amazonにて3年のメーカー保証が付与されている正規代理店品が税込み56,364円で販売されています。
一時は8万円を超えたが、過去1年の価格推移では安値水準

Ryzen 7 7800X3Dの価格推移は、Zen 5世代のRyzenが発売されて以降ジワジワと値段が上がっていました。Ryzen 7 9800X3Dの発売、そして同CPUの品薄や競合のArrow Lakeのゲーミング性能が優れないことが明らかになると、Ryzen 7 7800X3Dにも人気が集まり、一時は8万円を超える価格で販売されていました。
しかし、その後はRyzen 7 9800X3Dの供給が安定したことで値下がりし、6万円以下の価格帯での販売に落ち着いてきています。
コストパフォーマンスは抜群。ソケットの互換性など古いCPUからの乗り換え先にも最適
ゲーミング性能を重視したCPUではRyzen 7 9800X3Dが最も高い性能を持つとして人気がありますが、販売価格は8万円を超えるなど手が出しにくい価格になっています。
一方で、Ryzen 7 7800X3Dは5.6万円と安くはないものの、ゲーミング性能ではRyzen 7 9800X3Dに対して5~10%劣るレベルに留まります。さらに、7.8万円以上するCore i9-14900Kよりも優れるなど、コストパフォーマンスが非常に高いCPUとなっています。
また、Ryzen 7 7800X3Dに必要なSocket AM5対応マザーボードは、2026年に登場するZen 6 CPUに対応することが確実視されている他、2028年に登場予定のZen 7にまで対応する可能性があるなど、マザーボードの買い替えが今後しばらく不要になります。
そのため、Windows 11非対応CPUや3~4年前のCPUからの乗り換え先として、ゲーミング性能を重視したいがコストも意識したいという方に、5.6万円台で販売されているRyzen 7 7800X3Dは非常に魅力的な選択肢で検討する価値があるCPUです。
コメント