Windows 11には更新プログラムを適用した後にシャットダウンするオプションが用意されているものの、このオプションを選択してもほぼ確実にシャットダウンではなく再起動されるというのは、Windowsの定番不具合ネタになりつつあります。しかし、ついにMicrosoftはこの問題を修正したようです。
2年以上放置されてきた「更新してシャットダウン」しない問題が解決へ
Windows 11では、保留中の更新プログラムを再起動やシャットダウン時にインストールするオプションが用意されています。そのうち「更新してシャットダウン」は、作業終了後にそのまま更新して翌日を迎えるといった使い方が想定されており、利便性が高い機能といえます。
しかし、多くのケースでは「更新してシャットダウン」を押してもそのまま再起動されてしまい、ログイン画面が表示されるという不具合が2年前から報告されていました。この比較的身近な不具合について、Microsoftは2025年10月2日に公開したWindows 11のベータ版「Insider Preview 26220.6760」にて修正したことを明らかにしました。
「更新してシャットダウン」の不具合修正は数週間以内に一般配信へ
[Windows Update]
Announcing Windows 11 Insider Preview Build 26220.6760 (Dev Channel)
Fixed an underlying issue which could lead “Update and shutdown” to not actually shut down your PC after.
Microsoftが今回公開したベータ版では、さまざまな新機能追加や不具合修正が含まれています。その中でWindows Updateの「更新してシャットダウン」が正常にシャットダウンされない不具合が修正されたことが明らかになりました。これにより、「更新してシャットダウン」は本当にWindows Updateが適用された上でシャットダウンされるようになります。
なお、このアップデートは現在ベータ版のため一般配信はされていませんが、問題がなければ今後数週間以内に一般配信が行われると見られます。長年ユーザーを悩ませていた地味な不具合が、ようやく修正されることになります。
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