Windows 11 25H2 が10月14日付近からWindows Update経由で配信開始へ

Microsoftは2025年9月30日からWindows 11の最新バージョン「25H2」の配信を開始していますが、現状は設定のWindows Update経由の配信は開始されておらず、Windows 11のダウンロードサイトから25H2のメディア(USBまたはISO)をダウンロードする必要があります。しかし、間もなくWindows Update経由でも25H2の配信が開始される可能性が高まっています。

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企業向けWSUSでの配信開始は2025年10月14日。同日にWindows Updateへの配信も開始される可能性大

Microsoftは2025年9月30日に正式リリースされたWindows 11 25H2について、従来よりも慎重なアプローチをとっており、まだユーザーがWindows Updateで「更新プログラムのチェック」を押してもWindows 11 25H2のアップデートは配信されない状態にあります。

しかし、Microsoftによると企業向けに提供されているWindows Server Update Service(WSUS)経由で10月14日から配信することを明らかにしており、過去のWindows 11の大型アップデート(21H2から24H2まで)では、このWSUS経由のアップデート開始日と同日に一般ユーザー向けのWindows Updateでの配信が開始されています。このため、10月14日から順次、Windows Update経由でWindows 11 25H2のアップデートが可能になり、ユーザーによるインストールが可能になります。

Windows 11 25H2の実態は200KB以下の有効化パッケージ

Windows 11 25H2をすでに24H2を使用しているユーザーがWindows Update経由でダウンロードする場合、実際のファイルサイズはわずか167KBとなります。これは、25H2が完全な新バージョンではなく、24H2の機能を有効化する「イネーブルメントパッケージ」であることを意味しています。

このパッケージをインストールすると、OSのバージョン番号が25H2に、ビルド番号が26200に更新されます。機能面での大きな変更はほとんどないものの、マイナーなバグ修正や安定性の向上が行われています。

急いで入れる必要は無いが、いずれ更新要

Windows 11 24H2のサポート終了日は2026年10月13日ですが、25H2は2027年10月12日までサポートされ、小規模なアップデート内容と相まって、25H2をインストールする意義はこのサポート延長が主な目的となります。

そのため、すでに24H2を使用しているユーザーにとって、25H2への更新を急ぐ必要性は低いと言えます。ただし、2年以内に24H2のサポートが終了することから、いずれかのタイミングで25H2への更新を行う必要はあります。

Windows 11 25H2については小規模なアップデートであることから、24H2登場時のような問題続出という状態ではありません。ただ、25H2の適用と同時に、ほかの更新プログラムも同時適用される可能性もあるため、不具合発生時の問題の切り分けが必要な場合は、パッチチューズデーなどを避けて25H2へアップデートした方が良いでしょう。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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