Googleが2025年に発売したPixel 10シリーズでは、発売直後から多数の不具合が報告されています。画面にノイズが発生する「スクリーンスノー」問題に続き、ロック画面が固まって操作不能になる不具合が多くのユーザーから報告されています。
Pixel 10でロック画面のままフリーズする不具合が多発。強制再起動しか解決できず
Pixel 10で発生しているロック画面に関連する不具合は、通常のフリーズとは異なる特徴を持っています。ロック画面のレイヤーだけがフリーズしており、それ以外の処理は正常に動作しているようです。そのため、タッチ入力などは有効な状態とのことで、Redditに寄せられた情報では、ロック画面はフリーズしたままでも操作は受け付けられており、意図せずホーム画面のフォルダを削除してしまったケースも報告されています。
また、指紋認証センサーに触れると本体は振動で反応するものの、画面上では何も変化が起きません。
Googleの公式サポートフォーラムにはこの問題に関する専用スレッドが立てられており、現時点で同じ問題を抱えていることを示すボタンには70票ほど集まるなど、同様の症状を経験しているユーザーが多数存在することが明らかになっています。
ロック画面のフリーズ解消には強制再起動。PixelSnap対応ケースが原因と言う声も
このロック画面のフリーズに遭遇した場合、解決法は電源ボタンと音量アップボタンを同時に長押しして強制的に再起動する方法しかないようで、1日に7回も再起動を強いられたユーザーもいるとのことです。
なお、この問題について一部のユーザーは、PixelSnapなど磁気アクセサリーを取り外すと改善したとする声もあるようです。しかし、PixelSnapを使っていないユーザーも同様の不具合を訴えているため、根本的な原因は明らかになっておらず、現時点でこの問題を確実に解決する方法は見つかっていません。
Googleの公式サポート掲示板では、この問題について「サポートチームに連絡してください」という定型的な返答が投稿されています。しかし、サポートに連絡したユーザーによると、セーフモードで使用するよう指示されたとのことです。ただし、セーフモードでは購入時にインストールされたアプリしか使用できないなど、スマートフォンとしての機能の大部分が失われるため、暫定的とはいえ現実的な対処法ではありません。
そのため、現時点でこの不具合に遭遇しているユーザーは、フリーズする度に強制再起動をする以外に解決策はないと言え、Google側の早期対応が求められる状況になっています。
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