NVIDIAが2025年から2026年初頭にかけて投入を予定しているGeForce RTX 5000 SUPERシリーズについて、上位モデルのGeForce RTX 5070 Ti SUPERのスペック情報がリークされました。CUDAコア数は据え置きながら、VRAM容量が16GBから24GBへと大幅に増強され、消費電力も350Wに増大することが明らかになっています。動作クロックの引き上げによる性能向上が期待される一方、発売時期は2025年秋頃になる可能性があります。
GeForce RTX 5070 Ti SUPER のスペックもリーク。変更点は24GBのVRAMと消費電力は350Wに増大
NVIDIAは2025年上半期に投入したGeForce RTX 5000シリーズのリフレッシュモデルであるGeForce RTX 5000 SUPERシリーズを2025年から2026年初頭にかけて投入する計画を進めています。既にアッパーミドルレンジモデルとしてGeForce RTX 5070 SUPERのスペックがリークされていますが、今回、上位モデルであるGeForce RTX 5070 Ti SUPERのスペック情報もリークされました。
GeForce RTX 5070 Ti Super
— kopite7kimi (@kopite7kimi) June 29, 2025
PG147-SKU55
GB203-350-A1
8960FP32
256-bit GDDR7 24G 28Gbps
350W
リーカーのkopite7kimi氏によると、GeForce RTX 5070 Ti SUPERは現行のRTX 5070 Tiと同じくGB203 GPUを搭載するほか、CUDAコア数も8,960コアと、従来のSUPERシリーズとしては異例とも言えるコア数据え置きとなる予定です。
ただし、VRAM容量は3GBモジュールのGDDR7を搭載することで16GBから24GBへと大幅に拡大される見通しです。VRAM容量が求められるゲームをプレイする場合、快適性が大きく向上する見込みとなります。
また、CUDAコア数には変化がありませんが、消費電力はRTX 5070 Tiの300Wから350Wへと大きく増大しています。CUDAコア数が変わらない分、動作クロックを大きく引き上げる可能性があり、現行の最大2.45GHzから大幅に引き上げられることで、少なくともRTX 5070 Tiを数%は上回る性能を発揮すると見られています。
なお、現時点で販売価格や発売時期などは明らかにされていません。しかし、SUPERシリーズは価格据え置きか値下げが行われるケースも多く、特にRadeon RX 9070 XTの競争力が高いことを考慮すると、最悪でも価格据え置きでの販売が期待されます。
また、発売時期に関しては、このようなCUDAコア数やVRAM容量などを示したリークは発売3カ月ほど前に登場する傾向にあるため、RTX 5070 Ti SUPERはRTX 5070 SUPERと共に早ければ2025年10月など秋頃には発売される可能性もあります。
そのため、グラフィックスカードを急ぎではないものの数カ月以内に購入を考えている方は、このRTX 5070 Ti SUPERなどGeForce RTX 5000 SUPERシリーズの動向に注目しておくとよいでしょう。
kopite7kimi | X


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