NVIDIA GeForce RTX 4090ではTDPが600Wとなる模様。RTX 4090 Tiでは800W以上?

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NVIDIAではGeForce RTX 3000シリーズの後継モデルとしてGeForce RTX 4000シリーズを投入予定ですが、この中でハイエンドモデルのTDPは従来モデルに対して2倍程度になると言われていますが、GeForce RTX 4000の最上位モデル、GeForce RTX 4090のTDPが600Wになることが濃厚のようです。

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NVIDIA GeForce RTX 4000シリーズ最上位モデル、RTX 4090

 

NVIDIAでは2020年9月2日にGeForce RTX 3080などAmpereアーキテクチャーを採用したRTX 3000シリーズの発表を行いましたが、その後継モデルが2022年中に発表される事がNVIDIAが示したロードマップで開示されています。

 その後継モデルではGeForce RTX 4000シリーズと名称が付けられる予定で、性能は現行のGeForce RTX 3000シリーズの倍になるものの、消費電力も倍になるというリークも出ています。今回、そんなRTX 4000シリーズの中で最上位モデルにあたるGeForce RTX 4090のTDPに関する情報がリークしました。

TDPはGeForce RTX 4090が600Wになる見込み

Kopite7kimi氏によると、NVIDIAのGeForce RTX 4000シリーズの中で最上位モデルにあたるGeForce RTX 4090ではGPUの消費電力を表すTGPは600Wになることが確認されたとのことです。

消費電力が600Wとなると既存の8pin 電源では対応できず、2022年3月29日から発売が予定されているGeForce RTX 3090 Tiで初採用されるPCIe Gen 5電源『12VHPWR』で供給する必要が出てきます。この12VHPWRでは1口最大600Wまでの電力供給が可能となっていますが、ユーザーは12VHPWRに対応した新しい電源ユニットを買い換える必要性は出てくると見られています。

GeForce RTX 4080でも450Wほど。RTX 4090 Tiでは800Wを上回る

GeForce RTX 4090と同じAD102はハイエンドモデルを中心に採用される予定です。現在のところはGeForce RTX 4080に搭載されることが確実で、RTX 4000シリーズの主要モデルが発売された後にRTX 4090 Tiが追加されると見られています。

そんな、GeForce RTX 4000シリーズのハイエンドモデルですがGreymon55氏によるとその3モデルに関する情報がツイートされています。まず、RTX 4090に関してはKopite7kimi氏の言うとおり600Wとなる模様ですが、ハイエンドモデルの中で最も売れ筋でもあるRTX 4080では450W、RTX 4090 Tiでは800Wを超えるのではとのことです。

冷却には簡易水冷か空冷なら4スロットクーラーになる可能性

現在、TDPが350WとなるGeForce RTX 3090では後部が吹き抜け式となった3スロットのクーラーがFounders Editionで搭載されていますが、その倍近いTDPとなるとどのようなクーラーが要求されるのか現時点ではよくわかっていません。ただ、おそらく各社AIBではサーマルスロットリングと騒音を回避するために様々なクーラーが採用されると見られています。最も簡単な解決策は12cmから24cmのラジエーターを積んだ簡易水冷とすることですが、スペース上の制約などから空冷モデルもラインアップする必要性はあると考えられます。空冷クーラーの場合RTX 3090でも3スロットクーラーを搭載しているため、消費電力が倍近いRTX 4090では4スロットのクーラーを搭載する可能性はありそうです。

一方で、RTX 4080に関して言えば、2022年3月29日にTDPが450Wに設定されると言われているGeForce RTX 3090 Tiが発売されます。このモデルにどのような冷却機構が搭載されるかを見ればTDPが450Wになると言われているRTX 4080がどんなデザインになってしまうのかは想像しやすいかもしれません。

 

 

AMDでは2つのGPUを組み合わせたMCMを採用し、RTX 4000シリーズ世代を打ち負かす計画でいるようですが、NVIDIAでは何がなんでも「GPU最高性能なのはNVIDIA」という実績を失いたくないようで、TDPについては二の次という感じなのかもしれません。

RTX 4090はおそらくごく一部のユーザーをターゲットにした商品であるため、600Wという実用上も問題が起きそうなTDPでも買うユーザーはある程度はいるかもしれません。一方で、RTX 4080ではTDP 450Wと今見ると衝撃的なTDPとなっていますが、おそらく同じTDP 450WのRTX 3090 Tiが登場して半年以上経過した頃には慣れてしまう値の範囲と個人的には思います。

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