NVIDIA GeForce GTX 1630の発売が部品不足で未定に。RTX 4000の延期理由は既存在庫過多

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NVIDIAでは2022年6月15日にエントリーモデルとして3年ぶりの新モデルのGeForce GTX 1630を発売予定でしたが、部品不足が原因で急遽発売が未定に変更されたようです。また、8月発売から9月以降に発売が延期されたGeForce RTX 4000シリーズの延期理由についてやはり理由はRTX 3000シリーズの在庫だったようでNVIDIAは在庫一掃セールを検討しているようです。

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GeForce GTX 1630とRTX 4000シリーズの発売予定が変更

NVIDIA GeForce GTX 1630 delayed, RTX 40 series launch slips by a month – VideoCardz.com

NVIDIAでは2022年中にGPUを複数モデル投入予定であり、最も直近に発売が予定されていたのがGeForce GTX 1630となっています。このGeForce GTX 1630はエントリーモデルとなるGTX 1600シリーズの一つであり、2019年に新モデルが投入されて以来ずっと放置され続けていますが2022年6月15日にGTX 1630が発売される予定でした。しかし、NVIDIAが各社AIBに提示した情報では発売が延期に変更されたとリークが出現しました。

また、GTX 1630の後に登場が予定されている主力のGeForce RTX 4000シリーズについても元々発売時期はハイエンドのRTX 4090が8月に発売がされる予定でしたが、早くても9月頃発売に延期がされました。今回はその延期理由についてもリークが出現しました。

GeForce GTX 1630が6月15日発売から発売未定に。部品不足が原因。

Videocardzが独自に入手した情報によると、NVIDIAはGeForce GTX 1630を6月15日に発売する方向で各社AIBに通知を行っていたとの事ですが、発売を目前にした6月上旬にAIBに対して新しい投入スケジュールを通知したようです。この新しい投入スケジュールでは2022年5月31日に外箱やキャンペーン内容など発売に向けたキットであるGTMK(Go To Market Kit)が各社AIBや量販店向けに供給がされていますが、発売を示すOn-Shelfや発売に関する広報活動であるMarkieting Activityに関しては『TBD』つまり未定に変更がされています。

この発売延期の理由についてはGPUに必要となる部品(GPUダイ自体ではない)が不足しており発売に必要な出荷量を確保できないためとされています。ちなみに、部品不足については5月末まで行われていた上海など主要都市でのロックダウンによる影響と見られています。

GeForce RTX 4000シリーズ延期の理由はやっぱりRTX 3000の在庫。ただ、非常に流動的。

GeForce GTX 1630の後に登場するNVIDIAの主力モデルであるGeForce RTX 4000シリーズですが、発売時期については二転三転している状況になっています。このRTX 4000シリーズでは発売順は最上位モデルのRTX 4090からRTX 4080、RTX 4070と言う順番で発売がされる予定となっています。ただ、先頭モデルであるRTX 4090の発売時期については当初は8月頃が予定されていたものの、wccftechが入手した情報ではRTX 4090は10月から発売となっていましたが、Videocardzが得た最新の情報では9月になったとの事です。

このRTX 4000シリーズの発売時期についてはまだ流動的なようですが、流動的な理由についてはGreymon55氏によると既存在庫、つまりRTX 3000シリーズの在庫が数多く残っているためと見られています。

Videocardzにおいてもこの情報は入手しているようで、NVIDIAもRTX 3000シリーズについてインセンティブを出してでも在庫を売り払ってしまいたいようです。そのため、各社AIBでは近々RTX 3000シリーズについて大幅な値引きを行うと見られていますが、具体的にいつ頃から値引きを行うかなど計画については明らかにはされていないようです。

NVIDIAのGeForce GTX 1630については久しぶりのエントリーモデルである事から需要はそこそこあると見られていましたが、残念ながら発売が未定となってしまうようです。ただ、NVIDIAとしてはGTX 1630はArc Alchemistに対抗するために投入するモデルのため、Arc A380が全世界で発売がされる7月や8月までには発売すると見られています。

GeForce RTX 4000シリーズの発売延期についてはRTX 3000シリーズの在庫が多く残されているのが原因では無いかと噂されていましたが、Greymon55氏のリークからRTX 3000シリーズの在庫が原因で延期されたという事でほぼ確定と言えそうです。ただ、RTX 4000シリーズの発売が延期される代わりにNVIDIAはRTX 3000シリーズの在庫一掃セールのようなことを検討しているみたいですので、そこそこの性能で十分と言う方であれば安くなったRTX 3080やRTX 3070などを狙って買うのも良い考え方かもしれません。どれだけ安くなるか見守りましょう。

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • 日本では、nVidiaの値引き分はaskが全て吸い取ってしまうかな…

    • 円安のせいでわざわざ外通使うほど安くなるとも思わん
      欲しけりゃ高くても買え

  • RTX3000シリーズなんて今更買うわけない
    第一マイニングユーザーに売っておいて余らせたからゲーマーたち買ってくれ
    ってのはふざけた話だよ

  • 円安は年内140円台行きそうな情勢だからなぁ
    4000に乗り換えるとなると電源、CPU、クーラーも更新が必要って層も多いだろうし、結局は自分の使用目的に対してコスパのいい選択肢は何かって話になってしまう
    今のままだとハイエンドPCは日本の庶民には手の届かないものになっていきそうだな…

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