AMD Zen4 Ryzen 5 7600Xのベンチマーク出現。シングルコアはCore i9-13900K並みに

  • 2022年8月31日
  • 2022年9月7日
  • Zen4

AMDでは9月27日にZen4アーキテクチャーを搭載するRyzen 7000シリーズCPUを発売予定としていますが、今回この中でミドルレンジモデルとなるRyzen 5 7600XのGeekbenchベンチマークの結果が出現しました。

ミドルレンジモデルのRyzen 5 7600X

AMDでは2022年8月30日にZen4アーキテクチャーを搭載するRyzen 7000シリーズの発表を実施、IPCはRyzen 5000シリーズに対して13%向上させ、動作クロックの向上によりシングルコア性能はトータルで最大29%ほど向上するとの事です。

そんなRyzen 7000シリーズですが、この中でミドルレンジモデルとなるRyzen 5 7600XのGeekbenchベンチマークが出現しました。

Ryzen 5 7600Xは6コア12スレッドを搭載し、動作クロックはベースが4.7 GHz、ブースト時は5.3 GHzとなりTDPは105Wに設定がされる見込みです。

ギャズログ | Gaz:Log

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シングルコアはCore i9-12900Kを9%超え。マルチコアはRyzen 5 5600Xを40%超える

ベンチマークはMSIのハイエンドマザーボードであるMEG X670E ACEにDDR5を32GB搭載した構成で計測が行われています。なお、OSはWindows 11で取られています。

AMD Ryzen 5 7600Xの仕様としては6コア12スレッドで、動作クロックは仕様上はベースが4.7 GHz、ブースト最大が5.3 GHzとなっていますが、ベンチマーク上ではブーストは5.395 GHzとほぼ5.4 GHzで記録されています。

この仕様で行われたベンチマーク結果としては、シングルコアは2174pt、マルチコアは11369ptが記録されています。

Chart by Visualizer

Ryzen 5 7600Xの結果はRyzen 5 5600Xに対してはシングルコアは約35%、マルチコアは約40%と大幅な向上が記録されています。性能的には、8コア16スレッドとなるRyzen 7 5800Xに対してもマルチコアでは10%を上回っており、Zen3からZen4へ刷新された事による進化代は非常に大きいと言えます。

競合のIntelと比べても、シングルコアにおいてはCore i9-12900Kの1989ptに対してRyzen 5 7600Xは9.3%上回っており、リークで出現したCore i9-13900Kの2314ptには6%劣るものの、Core i7-13700Kに対しては4%、Core i5-13600Kに対しては8%とRaptor Lake-Sにも劣らないシングルコア性能を記録しています。

ちなみに、Core i9-13900Kのブーストクロックは平均5.5 GHz、最大5.8 GHzで動作していますが、Ryzen 5 7600Xでは5.4 GHzという事でシングルコア性能については両者ほぼ同等と言う見方もできます。

マルチコアではP-Coreを6コア、E-Coreを4コア搭載するCore i5-12600Kでは11606ptを記録しており、Ryzen 5 7600Xは2%劣るスコアとなっています。ただ、E-Coreとは言え、4コア多く、TDPが20W多いCPUに性能面で喰い付いていけている点は驚異的と言えます。

ただ、Raptor Lake世代となるCore i5-13600KではP-Coreを6コア、E-Coreを8コア、合計14コア搭載するためマルチコアのスコアは16054ptと38%近い差を付けられてしまっています。流石にE-Coreとは言え、8コアも多ければ太刀打ちできないのは当然と言えそうです。

 

Ryzen 5 7600Xについてはシングルコア性能は非常に高い事からAMDの発表の通りゲーミング時のパフォーマンスなどにおいてはCore i5-13600Kを超えるようなパフォーマンスを記録できそうです。マルチコア性能においても6P/4EのCore i5-12600Kと同等にまでスコアを持っていけている点はかなり頑張ったなと言う印象です。

一方でコア数の面でRyzen 5 7600Xでは6コアに対してCore i5-13600KはP-Core 6コア+E-Core 8コアと大きく差をあけられてしまっているため、厳しい結果となっています。

ただ、IntelのRaptor Lake-Sからは値上げが行われる見込みで、Core i5-13600KはRyzen 5 7600Xより高価になる可能性もあるため、ゲーミング性能重視で他はそこそこの性能を求めるようなユーザーなどに対してはRyzen 5 7600Xは人気が出るモデルとなるかもしれません。

AMDの発表会で表示されたベンチマークはNZXT KRAKEN X63クーラーを搭載して計測されたようです。(ソケットAM4とAM5間では互換性はあるようです。)

PS5は6000円値上げされますので、買えるかは分かりませんが欲しい人は早めにエントリーする事がオススメです。(転売屋からは買っちゃだめですよ)

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