NVIDIA GeForce RTX 4080のVRAM速度は23Gbpsで256-bit化をカバー。消費電力は340Wに上がる?

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2022年秋から順次発売が予定されているNVIDIAのGeForce RTX 4000シリーズですが、今回ハイエンドモデルであるGeForce RTX 4080のVRAM速度と消費電力に関する新しい仕様情報が出現したようです。

目次

秋以降に発売予定のGeForce RTX 4000シリーズ

NVIDIAでは2022年秋頃からGeForce RTX 4000シリーズの内、RTX 4090を先頭に、2022年末から2023年初旬にRTX 4080、RTX 4070の発売を予定しています。

この中でハイエンドモデルであるGeForce RTX 4080についてはAD103 GPUを採用し、CUDAコアは9728基搭載し、VRAMは容量16GBで、バス幅が256-bitのGDDR6Xが採用されると見られていました。

しかし、このGeForce RTX 4080について直近登場が予定されている仕様に変更が入ったようで、VRAM関係が大幅強化されるようです。

23 GbpsのGDDR6Xを採用へ?消費電力は340Wに増加

今回のGeForce RTX 4080に関するリークもkopite7kimi氏から出現しており、過去に投稿したRTX 4080の仕様からのアップデート情報が掲載されています。

前回のリークからの変更点としては主にVRAM関係となっており、VRAM仕様と容量ではGDDR6Xの16GBから変更はありませんが、VRAM速度は21Gbpsから23Gbpsになるようです。

RTX 4080についてはバス幅が現行のRTX 3080の320-bitに対して、256-bitと8割程度のバス幅に縮小されてしまっています。そのため、帯域幅はRTX 3080が760GB/sに対して、RTX 4080では21Gbpsの状態では672GB/sと10%ほど劣る帯域幅になっています。

ただ、RTX 4080のVRAM速度を23Gbps化する事で736GB/sにまで帯域幅を拡大する事が可能となり、RTX 4000シリーズから搭載される大容量L2キャッシュと合わせると4K解像度など負荷が高いグラフィックスでも高いパフォーマンスを発揮できるようになると考えられます。

23GbpsのGDDR6Xについては8月上旬より現行のGeForce RTX 3000シリーズ向けにGDDR6Xを供給しているMicron社が24Gbpsの速度で動作するGDDR6Xの出荷を開始しており、このGDDR6Xモジュールを使用するものと見られています。

なお、VRAM速度が向上するに伴い、消費電力も前回のリークで出現した320Wから340Wと若干ながら上がっています。

 

GeForce RTX 4080ではVRAMのバス幅が256-bitと減らされていますがL2キャッシュ容量の増加やVRAM速度を引き上げる事でバス幅減による悪影響はほとんど無いと言えそうです。

直近になってNVIDIAがRTX 4080のVRAM速度を上げる背景としては、ライバルであるAMDの上位モデルで採用予定のNavi 31 GPUが320~384-bitのバス幅でInfinity Cacheは80~192MBになるという事を意識しての動きかもしれません。

なお、RTX 4080のVRAM速度が23Gbpsと言う中途半端な数字になっている理由としては、Micronから供給される24Gbps GDDR6Xの内、最高速度で安定動作する個体はRTX 4090向けに振り分け、24Gbpsでの動作が厳しい個体をRTX 4080に転用するという意味で若干速度が引き下げられていると考えられます。

ちなみにRTX 4070でもGDDR6Xが採用されるため、RTX 4080にも使えなかったものは21Gbpsで動作させてRTX 4070に搭載されるのでは無いかと考えられます。

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