RDNA3ではコアブロックがCompute UnitからWGPに替わる模様

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AMDから2022年末頃の発売が予定されているRDNA3アーキテクチャですが、長い間AMD製グラフィックスカードにて使われていた『Compute Unit(通称CU)』と言う言葉が姿を消すかもしれません。

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『CU』は『WGP』に置き換わり。Navi31では60WGP、15360コア搭載へ

AMD Navi 31 with 15360 cores may no longer feature “Compute Units” – VideoCardz.com

ここ最近、RDNA3関連のリークが続々と出ていますが、様々な所からリークされた情報を繋ぎ合わせると、AMD製グラフィックスカードで長らく使われていた用語『Compute Unit(通称:CU)』と言う言葉が消え、『Work Group Processors(通称:WGP)』と言う言葉に置き換えられる可能性が高いようです。

GPUのアーキテクチャーが大きく刷新されるため定義をし直す模様

CUと言う言葉は長らくAMD製グラフィックスカードにて使われてきた用語でしたが、RDNA3からMulti Chiplet Die(MCM)に切り替わる事から従来まで呼ばれていたCUが大幅に増える見込みとなっています。そのため、AMDではこのCUと言う用語からWGPに置き換えられるそうです。

AMD: RDNA 3 Speculation, Rumours and Discussion | Page 23 | Beyond3D Forum

この話は、Beyond3Dの掲示板上のユーザー、Bondrewd氏によって投稿されています。Bondrewd氏によると”There’s no “CU” anymore. Just WGP.(日本語訳:WGPだけでCUはもうないよ)と投稿をしています。ただし、CUと言うモノが完全になくなるわけでは無く、WGPの中にCUが含まれるようになるようです。

なお、Navi31では各GPUに30のWGP、7680コアが搭載され、それを2つ搭載する事で60WGP、合計15360コアを合計で搭載するとの事です。このWGPには4基のCUが含まれており、CUだけの数で言うと各コアにはCUが120基、GPU2個で計240基のCUが搭載されるとBondrewd氏は投稿しています。

メモリー関連やコスパの話も少し出現

RDNA3関連のリークでGreymon55と呼ばれるTwitterユーザーがNavi31ではバス幅が256bitに留まる理由として最大で512MBのInfinity Cacheが搭載されるからと発言をしています。

この件についてBondrewd氏によると、Last Level CacheはGPUダイには含まれない事や、MCDに接続される形になると発言しており、Infinity Cacheに関しては各GPUダイに搭載されず、GPUダイの間を取り持つチップか何か(AMD CPUだとI/Oダイ)に搭載されるようです。

また、コストパフォーマンスに関する質問にも簡単にですが答えています。Bondrewd氏によるとコスパが良くなるというのは大きな間違いで、MCM GPUは課金制のゲームのようなもので、$2500払えば多くのGPUが手に入るようなモノであると発言しています。そのため、歩留まりが向上してコストパフォーマンスが上がるというRyzen CPUでのロジックは通用しないようです。

 

アーキテクチャが大きく変るため、CUと言う用語は取りやめ、WGPと言う言葉に置き換えられるようですが、構造的にはCUに近い存在のものはあるようです。このCUと言う言葉がなくなるより、個人的にはコスパの話がされている点が非常に気になります。Bondrewd氏は『nnnnnnnnope』と全く違う事を指しており、現時点ではあまりコスパが良いモノには仕上がっていないようですがまだ発売まで1年以上あるのでコストパフォーマンス面で磨きがかけられるのか、それともNVIDIAに絶対に負けないという事を重視して、性能をトコトン追求するGPUとなるのか行方が気になる所です。

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