AMD RDNA3搭載、Radeon RX 7950 XTの一部仕様判明。TBPは500Wで32GB搭載

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AMDでは2022年後半中にRDNA3アーキテクチャーを採用するRadeon RX 7000シリーズのリリースを予定していますが、今回その中で最上位モデルにあたるRadeon RX 7950 XTの一部仕様に関する情報が出現しました。

目次

RDNA3採用のRadeon RX 7000シリーズ

AMD Radeon RX 7950 XT ‘RDNA 3’ Graphics Card Rumored Specs Detailed: 15360 Cores, 32 GB Memory, 512 MB Infinity Cache Up To 2.5 GHz & 500W TBP | Wccftech

AMDでは2022年下半期中にRDNA3アーキテクチャーを採用するRadeon RX 7000シリーズの発売を予定しています。このRDNA3アーキテクチャーは一部GPUではRyzen CPUのように複数のダイを組み合わせたMCM(Multi Module Chip)になると見られています。MCMが採用されるGPUではGPUコアが搭載されるGraphics Core Die(GCD)が最大2つと2つのGPUとのコミュニケーションを担ったり、キャッシュや機械学習エンジンなどがMulti Cache Die(MCD)を1つで合計3つのダイを搭載する仕様になっています。また、古典的なモノリシックダイのRDNA3も登場すると見られていますが今回、MCMが採用されるRDNA3を搭載する最上位モデル、Radeon RX 7950 XTの一部仕様に関する情報が出現しました。

GPUは合計15360基のSPを搭載最大2.5 GHzで動作。消費電力は500W

Radeon RX 7000シリーズの中で最上位モデルとなるRadeon RX 7950 XTの情報はRDNA3やRyzenなどのリークでよく出現するGreymon55氏から出現しています。

まず、コア数についてはStream Processors(SP)が合計15360基になるとのことです。Radeon RX 7950 XTでは2基のGCD(GPUダイ)を搭載しているため各GPUには7680基のSPが搭載されていると見られています。

また、動作クロックについてはブースト時かベースなのかは記載がありませんが、2.5 GHzになると見られています。恐らく2.5 GHzはGPUの動作クロックとしては高い分類になるのでブースト時の動作クロックの事が示されていると見られます。

これだけ大量のコアを搭載しつつ、高い動作クロックで動作するRadeon RX 7950 XTでは消費電力は最大500Wになると見られています。

なお、VideocardzがGCD1基あたりのダイサイズはどれぐらいかGreymon55氏に質問をしていますが、回答は800mm2になるとのことです。800m2はGPUとしては巨大なサイズであり、Radeon RX 6900 XTに搭載されているNavi 21 GPUが520mm2で1.5倍、NVIDIA GeForce RTX 3090などに搭載されているGA102 GPUが628mm2の1.3倍程度になっています。これが2基搭載されるためGPUとしては類を見ないぐらいのサイズになりそうです。ただ、もしかしたら800mm2はGCD2基とMCDが組み合わされたパッケージのダイサイズの可能性もありますので、この辺りは続報を待つ必要がありそうです。

VRAMはGDDR6だが、速度はGDDR6X並の21Gbpsで最大32GB搭載。バス幅は256bitのままだが512MBのキャッシュで補う模様

VRAM関係ではGDDR6をRadeon RX 6000シリーズから引き続き採用すると見られていますが、速度については18GbpsからGDDR6X並の21Gbpsに引き上げられると見られています。またVRAM容量については最大で32GBと現行の2倍の容量に引き上げられるようです。ただし、バス幅については256-bitに据え置かれる見込みになっています。ただ、4Kや8Kなど高い負荷が要求されるゲームに対応するため、バス幅がボトルネックとならないようにMCDの上に重ねられた512MBのInfinity Cacheが搭載するとのことです。MCD自体はGCD間を繋ぐI/Oダイの役割と機械学習アクセラレーターが搭載されるため、そのままではInfinity Cacheを置く場所がないため3D V-CacheでMCDの上にInfinity Cache用のダイを搭載する見込みになっています。

NVIDIAのGeForce RTX 4090を超える性能になるとも噂されているRadeon RX 7950 XTですが、消費電力は500Wということで現行の300Wからは1.6倍と大幅に増えるようです。ただ、RTX 4090の600Wは下回っているため扱いやすさや電力効率の面ではRadeon RX 7950 XTの方がいいかもしれません。

ダイサイズについてはGCD1基辺り800mm2になると見られていますが、だとするとGCD2基で1600mm2、MCDなどを合わせると2000mm2を超える気がするのでもしこれが本当ならプーチンの長机と揶揄されそうな長大なグラフィックスカードに仕上がる気がするので若干不安になりますね。あと情報が出たのが4/1、エイプリルフールでしたのでもしかしたらという可能性もあるので、話半分で捉える必要はありそうです。

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